できれば、貴方と一緒に働きたい
採用で学生と接するときに気をつけていること
新卒採用で学生さんと接する機会がときどきあって、そのような機会があるときにいつも気をつけていることがある。
ちょっと並べてみよう。
会話、学び、表情、線の細さ
会話は、こちらは採用する側なので学生さんは顧客なのであるから顧客がこちらの中の人になるまでは、丁重に応対する。これは採用される、されないに関わらず、である。もし、採用されなくても、他の組織で採用になれば将来の顧客になる可能性があるから。世間とは狭いので。大概、学生さんは緊張しているものなので、リラックスできるように促して、少しでも本音が聞けるように場を作る。その上で、ズバズバと質問をしてもらったらよろしい、と開襟する。採用と教育にかける費用は小さくないので入ってから違うよと言われても双方面倒だからね。こうやって会話できる環境を作って、会話になるかどうか、をみる。エンジニアは頭に浮かべた言葉を文字や図やコードに表現しなければならないから。それの一部だろうけど、みようと試みる。
学びは、覚悟してもらうためにも伝える。エンジニアになるのでこの業界から足を洗うまではずっと勉強ですよ、と釘を刺す。その覚悟がないなら他の業界に行きなさい、と。昔(=20年)前より今のエンジニアの方が覚えることが多いし、技術の進化が速くて本当に大変だから、と。それでもやりたいなら、挑戦しなさい。逆に、学ぶ機会が多いので成長を感じやすい環境でもあるとも示唆するけれど。
#自分が就職したとき、これでテストから開放された〜と少しは思っていたら、情報処理試験を受けろだとか、ましてや自分からPMPを受けようと思うなんて想像もしなかったなぁ。
表情は、緊張しているのは当たり前なので、緊張しているからと言って減点はしない。それより、会話をするときに相手の顔を見ているか、緊張していても自分に自信を持って話しているか、などをみている。会話がぎこちなくても、しっかり話せていれば、印象は良いものだ。反対に、うわべだけの笑顔や作った姿は割りとわかりやすい。薄っぺらで、背中が透けて見えてしまうように。
もう一つ、線の細さ。学びで述べたとおりこの業界の技術進歩の速さや継続する学びへのプレッシャからは逃れることが出来ないし、期限までのリリースの重さと言ったら言葉に表現できないくらいしんどいものだ。限られたプロジェクトのメンバに選ばれたときにこのようなプレッシャを気にもせず、のびのびと活躍して欲しいと思っているから、会話している限られた時間の中で、特に気にしていることのひとつだ。
プロジェクトメンバだってそうだ
プロジェクトをメンバとやるときに、出来れば同じような条件でやりたいがそうならないのが組織というものだから、自分が少しでも関与できる範囲で、一緒に働くことが楽しそうなメンバーを選びたいと思っている。
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