なぜワタシは面倒な仕事に好まれてしまうのか −4月から社会人になる方へ−


去年に続き、またまた面倒な仕事の白羽の矢が刺さったというか、手を出してしまったというか。そういったことが素で好きですねぇ。ワイワイ騒ぎながらやるのが好きなのはプロジェクトも好きなのと一緒かもしれない。


もう直ぐ4月だし、卒業してこれから社会人になる方へ参考になれば幸いです。


失敗しても大丈夫
面倒な仕事ほど、失敗しても大丈夫です。
ただし、それが次に生かせれば。何も準備せずただ裸突撃したのであればそれなりの責任は取ってください。
でも、やりきったと言えるほど、準備して、行動して、辻褄を合わせようとしてきたのなら、誰も責任を取れと言わないものです。きちんと、次に繋がるようにケプト(Keep/problem/Try)の要領でlessons learnを。

そう思っているから去年は一からイベントをプロデュースして、総評ではそれなりの評価を頂いたし、その経過には、少しずつ調整、つまり、辻褄を合わせながら、兎に角、前に進めたから結果に繋がったのだと思っています。

難しい、面倒なことをやるときは、初めから手を貸してほしいとお願いすれば誰もが気持ちよく手を差し伸べてくれるものです。その気持ちに応えながら前に進める気持ちが大事なのです。


これは何のフラグ?
その面倒な、難しそうな仕事も“フラグだ!”と気づかなければパンを齧りながら走ってくる女の子にもぶつかれないし、空から降ってくる女の子の元にも走っていけないのです。


フラグは何時でも立つものではありません。続けて立つこともあるけれど、フラグのモテキもあるのです。それでもフラグは立つ人には立つのであって、立たない人には立ちません。


それでも全く立たないことはないのです。ただ、フラグが立ったとき、「フラグだ!」と気づかなければそれではフラグを手に入れることは永遠にないのです。


準備できている人だけが選ばれる
フラグはどうして立つとわかるか。それはそのフラグが見えるように、意識して準備してきたからです。言い換えれば、フラグの方からデレてきた、ってことです。


プロジェクトマネージャに成りたくて、そのエリアの勉強と意識した実践をしてきたからこそ、結果として「こいつにやらせてみよう。」と上司に思われるようになったわけで、上司がそう見たということは、日頃のふるまいが相応しかったからなのでしょう。


コミュニケーションは“関心”を持つことから
準備できているということは、意識してそれを準備してきたと言うことであって、対象がモノであってもそれに“関心”を持って自らコミュニケートしているということです。そしてその関心のあるモノの先には人がいて、その人にも自然とコミュニケーションが取れるようになるものです。


マネージャに成ろうとして、いろいろ関心を持って、プロジェクトマネージャのときから下準備してきたからこそ、その芽が出て、上司に見つかってしまったのではないかと思うのです。何か、関心のあることに関心を持つことは、それ以外のことにもよい結果を相乗効果として生むでしょう。モノに関心を持って、人に関心を持てるようになると、次は、人に関心を持つことが出来るようになるものです。人に関心を持つことは、プロジェクトマネージャもマネージャにも大切なことです。


素振りは大事
準備をするにしても、関心を持つことにしても、一度や二度やったからと言って、直ぐにできるようなものではないし、身に付くものではないです。何度もやる。ひたすらやる。だからこそ、反省はダメで、何をすれば想像した結果に近づけたのか、でモノゴトを考えるのです。


PMBOKを受験するとき、認定試験なので問題集をやるのですが、解けた問題は一度っきりで、解けなかった間違えた問題をだけをできるまでやりました。学校の問題集だってそうですよね。そう、だれでもそうやって来たんです。仕事でも同じです。仕事はいきなりの実地ですけど、意識して組み込めば、自分の関心のあることをTryする余地はあるのです。それを何度も素振りとしてやるのです。


準備は自分で考えた良い習慣を作ることから
準備をするには自分で考えて工夫したやり方で習慣化することが大切です。その習慣も一度決めたら変えられないものではなく、ケプトでやってみて、問題があればそれを次に変えていくのです。


朝早起きして、1時間速い電車に乗って、座って本を開くとか、仕事場のそばでコーヒーを飲みながらとか。週末こそ、いつもより早く起きてその時間を当てるとか。


PMPの認定を取るときには、仕事場に一番乗りするくらいの電車に乗って、電車の席に座って重い洋書のPMBOKを開いたものです。今なら、ウォーターフォールを洗練させるためにアジャイルの本を読んだり、それをちょこっと取り入れて日頃の仕事に加えてみたりしているのです。


習慣も継続的にカイゼンしながら正解のない良い習慣を追うのです。


家族を食べさせるために年収を上げよう
なんで、面倒なことを仕様と思うか。それは誰も手を上げない仕事の方がプレゼンスがあるし、それは結果として年収に結びつくからです。


人と同じコトをやっていては、やりたい仕事に就けないし、見返りもそれなりだからです。とは言っても、面倒な仕事はそれほど大した見返りでもないのがアレですが。そこは、面倒なことをお祭りのようにやって“楽しんだ”のでちゃらかなー。