判断するときの「軸」はとりあえずでいいから決めておきましょう


お仕事とは判断をして、決めて、進めていく、その行為が仕事の本質と言ってもいいと思うのです。判断するとか決めるとか、そうしたことは別にプロジェクトマネージャとかマネージャとかだけの専売特許(古い言い回しだ!)なわけじゃないです。担当には担当の、リーダにはリーダの、職務分掌の範囲内でそれをしているのです。


例えば、OSのメモリを決めることだって、要件なり、システム制約などのインプットを元情報として担当者がパラメータを決めているのではありませんか。業務ロジックの実現仕様は、インプットとなる基本設計書や詳細設計書や運用上の制約とかとかを踏まえてプログラムのデザインをしているのではありませんか。


つまり、仕事とはそうした判断、決め事の積み重ね、なのです。


では、その積み重ねる判断は何を元にしているか、判断している人が根拠を説明できる状態になっているのでしょうか。
もう一つの問いかけとして、判断している様々なインプットを判断するときに根拠とするのだと認識した上で判断しているのでしょうか。


判断すると言う行為には、何らかの判断基準を判断する人が暗黙で設定していることを認識しなくてはなりません。誰もが判断をする際にそうした基準、判断ポイントを持って決断しているのです。


基準、ポイント、criteriaを判断する人が明確な情報として認識している限り、例えその判断が間違っていたとしても基準を見なすだけなのであとのto doはとても明快です。ところが、判断の要点が曖昧であったとしたら、その判断は何に基づいて判断していたかさえコン教がなくなるのでその判断の経緯を聴いてもやっぱり曖昧な受け答えしかされないのでそのあとのto doなんてどうなっちゃうか誰にも見通しはつかないし、グダグダまっしぐら確定です。はい。


間違えたら見直せばいい。だけど、判断基準は仮置きであとあと変更しても楽なようにちょっとだけ判断した思いを明確にしておきましょう。お願いします。