夏休みシンドロームとプロジェクトの類似性


この週末から、子どもは夏休みですね。夏休みと言えば、暑くて勉強にならないので休むのに宿題がでるという不条理は、暑くても寒くても仕事はしないといけないという理不尽さを子どものうちから暗に刷り込んでいるのでしょうか。


その夏休みの宿題は「計画的に」やるように夏休みの過ごし方や計画なる1日の過ごし方や8月末までの日次の予定を作成するのはまるで子どもにWBSと日程表を作らせているようです。


子どものWBSと日程表と、プロジェクトのWBSと日程表は成果物が決まっている、納期が決まっている、という点において全く同じであることに気付かなければいけません。つまり、システムエンジニアを生業にしているワタシたちは、小学1年生から中学の9年間は英才教育をされていることになります。


あれ、でも、システムエンジニアWBSをサクサク作ったり、日程表のとおりに進捗し出来るシステムエンジニアさんは少ないんですがどうしてなのかしら。


夏休みの計画を作るときは、図の線の前倒しでやって後は遊ぼうと画策する案か毎日決まったページをやるよということを考えます。仕事だと、WBSを作るときは納期に合わせて計画を立てるケースが多いいんじゃないかと思うのです。



でも、小中学校の夏休みで都合9年間もWBSの作成と日程表を作っていて、しかも、システムエンジニアになって日々WBSを作り、更新しているはずの人が作る日程表が計画どおりにいきません。


なんで。


WBSに紐づく出来高、つまり、宿題のページとか仕事の成果物を積み上げのグラフにするとこんなだったりします。それは納期が先なのでとっかかりの進捗で出来高が出なくても、まだ日程的に余裕があるからと日々の計画した出来高を確保しようとしないからです。



つまり、日程表の前半が「マイナス」のバッファにしてしまっているからです。


それじゃ、あとが苦しくなるだけです。やっぱりセオリーどおりに立ち上がりの出来高を死守するくらいの気持ちでやらないといけないです。



それを3日、1週間と続けることで出来高を得ることを習慣に変えるんですね。それが大事なんですよ。夏休みの宿題を終わらすのには。