トラブルこそOJTです


amazonのプライム会員になったのはその制度ができてからずっと入っているんだけどもう何年になるんだろうね。やっぱり当日届くというサービスのインパクトは大きくて、特にクリスマス直前とか子どものイベントのときの調達とか本とか本とかでだいぶお世話になった印象です。


一方、他のECサイト例えば楽天なんかは商品が探しづらいとかいつ届くかわからないとか送料が高いとかいろいろあってほとんどつかいっていないかったんですが、最近はセブンネットが当日配送を始めたりとかヨドバシが当日配送かつ(現在は)送料無料を始めたのは後承知のとおりだと思うんです。でもやっぱりいいと思うのはヨドバシの品揃えで日用品でも扱っていて、それでアマゾンと価格を比較できるようになったことですね。今のヨドバシは神がかっているような気がする。


そこでプライム会員向けに始めたのがamazon video。早速見てみたら便利ですねー。最近知り合いになった方が押されていた「未確認で進行形」があったのでちょっと試しに見る。



へー、おもしろい。ロリ小姑だって。2014年の放送だったのか。見ていなかったなぁ。タイトルかイントロダクションでフィルタにかからなかったんだなぁ。


で、amazonは有料会員向けのサービスを対抗勢力が追いつくたびに何かアドバンテージを作らないと維持ができないだろうから、この次に何を考えてくるかが楽しみですね。ヨドバシがビデオストリーミングサービスをするとは思えないけれど。


こうした新しいサービスを始めたり、システムを切り替えたりすると、そのイベントでトラブったりするのは世の常です。これまでの中で一番印象にあるのは、大規模システムの移行中にミドルウェアが不調となって大規模なトラブルになったことでしょうか。そういえば、アプリケーションサーバがハングったのは何度もあった…し、メールサーバが…。


現場で隊長をしているとこうしたトラブルが起きると気をつけるのは、一緒にシステム切り替えをしているお客さまとのコミュニケーションです。トラブル解析をメンバと一緒に始めてしまうとお客さまへ情報が適切に行き渡らなく不安に思わせて、却って介入を招くし、情報のフィルタを掛けないとあとあとの始末の手間がかかるです。


ちなみに、情報が適切に、とは、知っていてもらわなければならない情報という意味です。これはお客さまも立場上上司へレポートしなくてはいけないので、そうした行為に全体感のわかる情報で、という意味です。


こうしたトラブルな事象が起きるケースでは、現場はとかく障害解析にとっかかりになって、あとで情報を整理させようとしても何をやったかわからない状態になります。


これが一番困るんです。


なんで困るかというと、再現できないから。事象が再現できないとそのトラブルがそのイベント、移行とかの中で解決せず、切り戻しになったりとか、あぁ、でもそれは最悪なケースだ、とか例え暫定対処で進められても、事後の始末としてイベントあとの原因追求で当時何をやったかが記録されていないと操作ログを正しくトレースできず、想定が残ってしまうからなんですよ。


だから、現場の隊長かどうかに限らずトラブルが起きたら、ホワイトボードかフリップチャートに現状を書いて現場にいるメンバ全員で情報を共有することが必要です。


あと、操作する日時、日付と時刻。これが大事。


そうそう、こうしたトラブルが起きると大概はその場のメンバで技術力が高いリーダとかが手を出しているだけであとのメンバは傍観者になっているケースが多いですが、これもそのままではいけないです。


一緒になって操作をして混乱させるのはダメですが、こうしたトラブルを当事者として経験させることこそOJTです。


なので、先の情報を見える化することで当事者に仲間入りをさせることと、仕事を切り出して振ることが必要です。問題解析に当たっている人が一から十まで見ていられないですから、ログを確認させるとかデータを検索させるとか件数を確認させるとかを振るんですね。


こういうことをすることで貴重なトラブルを当事者として経験させる。


あと、横で並行して隊長はお客さまへ共有する情報を確認しながら時系列にまとめ、今度どうしていくかメッセージを簡潔にまとめ、不安に思われない配慮をして適切な人にインプットするんです。


例えば、今の状況と今後の進め方、次回の連絡予定、などなど。これをやっておくと事後の報告がずっと楽なんです。だって、知っていて理解して欲していて欲しいことをすり込めますから。


トラブルこそ、メンバにとって貴重なOJTの機会です。メンバが多いいときは、育成の優先順位の高い人に絞って入れましょう。