仕事って楽しい?
いつだったか、そんな話になったときにそこにいたシステムエンジニアの人たちはそれぞれが仕事を「楽しい」と思うことについて話しが移って。
一番最初に話してくれたAさんは、「何かを作っているとき。作ったものが上手に動いたとき」の没頭している時間が好き、と嬉しそうに話していたのが印象でした。
二人目は、「自分なりのやり方で」仕事をしているとき、と。あぁそうだよね、と何人かが相槌を。
三人目は二人目と同じように「自分の判断で仕事ができるとき」と。裁量を持っている中で仕事をしているときが幸せだし、楽しく感じる、と。
四人目は、「仕事だからなぁ」と楽しいとか楽しくないとかはあまり思わない、と。
四人目が話した後に総ツッコミ。そういうときもあるけどさ、とか、楽しく仕事をする方がいいじゃん、とかとか。
楽しみを見つけながら仕事をする人が多いですが、仕事だからと割り切る人もいる。まさに、人それぞれです。
プロジェクトで仕事をするとき、ワタシがプロジェクトマネージャなら作業プロセスをチームメンバが守らないといけないルールとして決めてしまいます。タスクの仕様(=アウトプットの定義)、レビューでの設計品質の確保の仕方、アウトプットのリリースなどなど。
これは、メンバの裁量を奪っているのでないか、と思うかもしれません。でも、これはそうじゃないんです。逆に、メンバを守る為、効率的に作業をできるようにする為の「しくみ」です。
メンバにはこう伝えます。
「作業プロセスは守らないと怒ります。それ以外は自分の裁量でやってください。SEさんが創造性を発揮するのは設計のデザインや実装のプログラミングですから」
あともうひとつ。
「作業プロセスで改善した方がいいと思ったらいつでも言ってください。作業プロセスで確保したい品質が確保できている上で、みんなが楽になるならそれにことしたことはないですから」
これはまったくのポーズじゃないです。ワタシが提示する作業プロセスはワタシの経験で洗練してきただけのものです。メンバが経験してきたもっといい作業プロセスがあるならそれをパクりたいですから。
そういうやり方で、立てたタスクが予定どおりにいかないことは日常茶飯事だけれど、それでもメンバと一緒に 一つひとつを終わらせていくのが好きなんですね。