スキルをメンテナンスしないシステムエンジニアは老朽化して終わりです


60歳くらいの指示待ちシステムエンジニアを見ていると辛いのエントリーは実は自己反省のチャンスだったわけで。それを見ていて「他人の振り見て我が振り直せ」をしなければあと10年もしたら同じ穴の狢になってしまうかもしれないわけで。


でもですねぇ、なかなか自己反省、我が振り直せに至るのはそれはそれで難儀なことはわかっているんですよねえ。ワタシ自身のことだから。


何が難儀かというと、反省は誰でもできるんです。自分「は」あんな風にならないようにしよう、って、そう思うことだけなら。


肝心なのはそのあとです。じゃあ、何を学んだか。何に心を配って自分の襟を正すのか、と。


・基本的な動作を見直してみよう。
・棚卸ししてみよう。
・自分の所作はプロフェッショナルとしてふさわしいか自己評価をしてみよう。


そう思い直してみると、まぁ出来ているかななんて安直に結論を急いでしまうとそこで終わりなんですよね。諦めたら終わりです、じゃない。自己評価で満足してしまうとシステムエンジニアとして終わっちゃうんですよね。何が終わりかって。


せっかくの、自分のことを棚卸しする機会をみすみす捨ててしまっているんですねぇ。それってですね、回り回ってシステムエンジニアとしての価値の維持さえできなくなっちゃうんですよ。


だって、自分に対して評価しているようでしていないんですから。自分のスキルを点検して、錆び付いているところがあればサビを落とさないといけないし、油が切れていれば油をささないといけない。部品が古くなっていれば部品を交換しないとけない。


システムエンジニアのそういったスキルに関することは「誰も面倒を見てくれない」という原則を思い出さないといけないんです。


その考えには、システムエンジニアとして、普段のアクティビティのパフォーマンスに何を求められているかより、自分でどこまで先に行こうとしているのかと、自分で目指すイメージを持っていないといけない。


自分に対してメンテナンスをしないということは、時間とともに老朽化するだけなんです。


そんなシステムエンジニアの「スキル」を一体どこの誰が買うのか、と。


ワタシたちシステムエンジニアは技術を売っているんです。