PPAPで学ぶ品質管理

PPAPは使ってみたかっただけです。はい。

とは言え、品質管理がプロジェクトで単独で行うものかと言えば、そういったことはありません。というか、品質管理だけでプロジェクトのアウトプットの品質をコントロールしようとするのは品質管理を知らない人がやることです。

I have a ...

I have a operation standard, I have a Qulity Management

ah WBS

 ね、PPAPになっちゃった。

I have a operation standardとは

operation standardは、作業標準です。作業標準が何かと言えば、

・工程のアウトプットを作成する作業の骨格を網羅したもの

です。設計工程であれば次の2つの作業でアウトプットは完成します。

・情報収集
・執筆

 でも、これでは作成したアウトプットがプロジェクトの要求品質を満たしているか検査できませんね。

I have a Qulity Managementとは

じゃあ、プロジェクトの要求品質を満たしているかを確認する作業を挙げていきましょう。

・セルフレビュー
・内部レビュー
・外部レビュー

 どれだけのレビューをするかはQCDのバランスですしQCDのバランスはプロジェクトの品質要求に依ります。

PPAPしないと

作業標準と品質管理をバラバラ、つまりPPAPしないと作業の順序、もののできる順序から、

I have a operation standard → I have a Qulity Management

の順番で作業することになります。 

先に

・情報収集
・執筆

後に

・セルフレビュー
・内部レビュー
・外部レビュー

 

なので

・情報収集
・執筆

 

・セルフレビュー
・内部レビュー
・外部レビュー

の順番になります。

でもこれ、作ってからレビューすることになりますね。つまり、最後まで進んでから

「違うよ」

と言われる可能性が高いわけです。これは辛いですね。

PPAPすると

PPAPすることを考えます。

鬼門というかPPAP目的する最後でちゃぶ台返しされないことです。

・情報収集
・執筆

・セルフレビュー
・内部レビュー
・外部レビュー

PPAPしてみましょう。

・情報収集(インプット情報、アウトプット要求、前提事項・制約事項の整理)
・デザイン(概要)執筆

・セルフレビュー
・内部レビュー

・個別検討を目的としたデザインセッション
・執筆
・外部レビュー

となるわけです。ちゃぶ台返しされないためには、あらかじめ骨格となるものを押さえておきましょう、ということです。

ah WBS!

で、これなんだかわかりますか、PPAPされた結果が。

そう、WBSですね。

内部レビューの位置とか、そうした順番はプロジェクトの好みで変えればいいですが、作業としてはこうしたものが挙げられます。

I have a Quality Management

そして、これらの作業から品質管理に結びつけなければなりません。どう結びつけるかと言えば、やっていることの中から、取れる情報を収集し、プロジェクトの品質要求と照らし合わせます。

・情報収集(インプット情報、アウトプット要求、前提事項・制約事項の整理)
・デザイン(概要)執筆

・セルフレビュー
内部レビュー ← レビュー情報、指摘件数、分類等

・個別検討を目的としたデザインセッション
・執筆
外部レビュー ← レビュー情報、指摘件数、分類等

まあ、取っていないデータからは何も言えないですから、作業をしたら記録しろ、ってことです。で、そのデータを比較元と比べて基準線を超えているかどうか、いや、満たしているかを判断するわけです。

でも、それができるのは作業標準と組み合わせてWBSに組み込んでいるからできるのです。別々だと品質管理を知らないんだな、という理由がそれです。