技術を収入に変える
ある場でエンジニアのキャリアについて話をしていたとき、キャリアとしてというよりは転職をする場合に考えなければならないコストについて言及したところ思いの外共感を得たのが(それは自分で気づいたので当たり前だよねぇなどと思っているので)以外な反応でした。
それでその場では上がらなかったキャリアの中で大事な収入について思っていることをつらつらと。
何も月曜日から重そうな話をしなくても、と思うのですが乗りと勢いで。
収入は制約されている
エンジニアとして自分の関心事とアサインされる仕事が一致していれば誰もジョブアサイン的なことで悩む必要はないのです。
現実問題は、関心事とアサインがずれまくるのです。そのズレをある意味自己消化するためのハックとして仕事の楽しみ方を学ぼう、となるのであって関心事にジャストミートするならそんなハックも無用です。
ところで、仕事にアサインされ、成果を出すことで収入が生まれます。その成果も事業にとって大きな貢献であればそれなりに評価され、収入に反映されます。
このことから収入は仕事のアサインに制約されているということができます。
関心事は収入に結びつかなない
一方、関心事はあくまで個人の興味であって事業と関わりを持つとは限りません。偶然にも現行の事業に関心を持つこともあるかもしれませんが、そういったマッチングが多いとすればもっと専門家が多くいても良いと思うのですが、複数の観測範囲ではエンジニアのどこのエリアでも登壇などで見かける人は決まった人が多いです。
特に新しい技術の関心事については、事業化の可能性を判断する前(なら随分進んでいると思いますが)や全く事業にするなど誰も考えていない場合は、諦めるか自分で事業を立ち上げること方策をしなければなりません。仮に活動をして事業化にたどり着いたとしてもそこから収益を得られるまではそれなりの収入にしかならないでしょう。
#多くの組織では事業化するだけでも十分に評価対象だとは思いますけど。
仕事を収入に変えていく
それでもただアサインされることを待つのではなく、関心事若しくはそれに近いことを自分の仕事としてアサインされるように、事業の行き先を中期計画などを読み込んだ上で自分に都合よく解釈して、事業に反映するようなポジションや技術を先回りして組織の先駆者として推進することはエンジニアの関心事を収入に変えていく錬金術の一つです。
事業ですから必要とされる価値を提供することは、組織の中で評価される一番まっしくぐらなチートですし王道でもあります。
図式化すれば単純なことで、この図式に関心事のキーワードをプロットして、それに事業からのリクエストを反映してどれを選択すれば良いかを評価すれば良いのです。