可視化すればトラブルプロジェクトは解決する

トラブルプロジェクトに突っ込まれたり、放り投げらたり、頼みこまれたりとなんども経験しましたけれど、トラブルプロジェクトは今どうなっているかを話せるほど状況を把握している人がだーれひとりとしていないのです。

まさに自転車操業で日々のタスクを消化しようと前のめりとなってやっているだけなんだもの。

止める

どうせトラブっているので止めてしまいましょう。

集める

止めて、メンバが持っている情報を全部、ホワイトボードに書き出させましょう。

その情報がファイルサーバにあるのか、メールにしかないのかを明らかにするのです。情報のありかをだーっと一箇所にまとめていきます。チケットでもいいですし、手段がなければdropboxのpaperやevernoteでもいいのでメモやリンクを貼ってポータルのように使えるページに一元的に集めてしまいましょう。

で、そこを更新するぞ、個人で情報を握っていることが後で分かったらしばくぞと。

優先順位(1番〜)をつける

で、優先順位を全員で決めます。全員で決めることがポイント。優先度にしたらバカです。優先度高が10個もあったら、どれからやるのって感じ。ね、バカでしょ。1番から順番に番号を採番するのです。

ToDoにする

やることの順番が揃ったら、具体的な作業に落とすのです。ToDoにするのです。考えて作業をするのではなく、ガーッとできるように。そして、リソースを適切な人にやっつけてもらう。

優先順位がなぜ1番か、それは順位づけをする際に何をアウトプットするか、どんな品質か、これも全員で確認するのです。

いずれも不明瞭なことを持ったまま始めないことです。今はトラブっているのだから、だからこそ、一番効率的に作業を「終わらせる」ための方法をとるのです。

可視化する

これらの立て直しでやっていることはどれも可視化しているのです。それが共通項。認識して、共通理解できて、やる際に必要な技術を持っていれば誰でも終わらすことができるのです。

今ここで大事なことはチャレンジすることではなくて、終わらすことです。それも要求品質を確保した上で、なる早で。

そのためには可視化しないと終われないのです。