生産性の速いエンジニアと思わせたいなら

なかなかキャッチーなタイトルですよね。生産性が何について語ろうとしているのか、生産性は高低じゃないのかと突っ込みどころ満載ですけれど。

 

仕事をアサインしている側の視点

仕事のアサインは担当から決められているケースも自分からタスクのチケットを取りに行くケースのどちらでも一緒と考えていいです。

 

認識が必要なのは、自分が担当する仕事のアウトプットに対して受け入れの責任を負う役割の人がいるかどうかです。その立場から見たときに仕事が速く見えるかを考えることが必要です。

 

これは帽子を被り変えると表現できるように役割を意識的に変えることで役割による思考や判断を知る訓練になります。

 

仕事をアサインしている側は何に対して速さを体感するか

さて、仕事をアサインする側としては、一応、作業の予定完了日より前倒しで終われば速いと感じます。

 

ただ、より、難易度の高いもの、例えば、スコープ決めや要件整理のような考え方や方針決めのような作業のラフを着手後の速い段階で見せられることは、仕事の生産性が速いと感じますし、それより、不確実性の高い仕事に対するリスクの低減に働く動きとなるので進捗に対する信頼感がより確かになります。

 

この点、進捗に対する信頼感が仕事をアサインする側から見たときの生産性の速さとしての印象を強く与えることは知っておいて損はないでしょう。

 

速さ!=完璧

生産性の速さと完璧な結果と結びつけていたら、生産性の速いエンジニアの称号は得られません。

 

ただ、勘違いしてはいけないのは、速い=品質そこそこやとりあえずできている程度の出来の酷いゴミを撒き散らすエンジニアとなってはいけないのです。

 

専門家として、一定の品質レベルのアウトプットをしなければならないのです。その基準をどこに据え、どう維持して行くかが専門家としての念持です。

 

タイムボックス

完璧と関連しますが、どこかでアウトプットは手離れしなければなりません。その区切りとして意識しなければならないのが期限です。

 

期間だからタイムボックス。時間の箱の終わりの前に、専門家として目指す品質を確保しておくことは必須です。

 

もちろん、スコープも仕様も確定していない作業であれば、出だしや途中でチェックポイントを入れておくことは当たり前です。

 

ここまで読んで当たり前だと思ったら、「それ出来ているの」と自分に自分の人差し指を向けて見ましょう。