意識してリーダになるための2つの大切なこと

担当エンジニアからサブリーダ、SEリーダ、プロジェクトマネージャそしてマネージャと組織の中で経験を積み適正として問題がなければどんなに遅くても中堅程度の経験を積めば組織は一担当からリーダとしての役割、つまりロールとしての貢献を期待するものです。

 

組織の期待は期待される本人の心の準備も技量的な準備も一切お構いなく唐突に振ります。それは組織にとって実現しなければならないビジネスが目の前にあるからです。逆に言えば、ビジネスが一定量のワークロードで変化しない場合、組織の中のリーダ役が退職などリソースの欠如が起きたり、マネージャが意識的にロールとしての配置転換を行わない場合ではロールが変わることがないのです。

 

前述の2ケースの差異はリーダ役になるタイミングであり、それ以外はほぼ変わらないのです。つまり、いつかは適正上問題がなければ成らざるを得ないのです。であれば、なる前から意識的にリーダの役割を知っていた方が良いし、意識的に実践してロールが割り当てられたときに思考が止まらないようにしておきたいものです。

 

行動と結果に対し全ての責任を負う

ロールとして割り当てられたリーダの責務の範囲で実現する目的を達成するために入手的できる情報を手に入れて判断した上で行動します。その結果は事実だけが残ります。

 

憶測も妄想もなく、事実を把握することに務めること。そして、それが問題であれば主体的に、自分のこととして解決することが必要です。

 

 

対等な立場として話を聴く

特に上下関係になりがちなメンバとの関係は回避することが必要です。上下関係はメンバとの間には存在しません。あるのはロールとしてなさねければ成らない役割としてのロールに個人が紐付いているという事実だけです。

 

その上で、メンバと意思疎通、双方向で意思伝達したいのであれば、まずはメンバが目的を達成するために何をするか話を聴くことです。

 

もし、リーダがメンバの話を聴こうとしないのにも関わらず、メンバもリーダの話を聴いてくれていると思っていたら滑稽でしかありません。リーダの行動はメンバにより写されているのです。

 

尊敬とか敬意などというどのように行動をしたそれが実現できるか共通の概念もない難しい言葉を使う必要はありません。

 

メンバが何をしたいのか話を聴くのです。