エンジニアの転職でリセットされるもの

「(こんな仕事やめたい…)」
「(この会社のやり方についていけない…)」

 

などと思ったことがないエンジニアはいるのだろうか。この2つはないけれど、

 

「(この上司とはやっていけない…)」
「(この仕事から逃げたい…)」

 

の方が思い当たることがあるかもしれないですね。それで実際に転職するエンジニアはどのくらいいるかといえば、それほどいないのだと思うのです。転職するエンジニアが多ければ転職エージェントは宣伝が減らせるので。おおいいですよね、電車の中の広告。

どちらのタイプか

転職するにも自分から転職を探すケースとヘッドハンティングから声がかかるケースと2つあります。詳細には、ヘッドハンティングも声をかける側が闇雲に声をかけているケースと一本釣りのケースに分類できます。ヘッドハンティングで闇雲に声かけているケースはろくなもんじゃないので逃げましょう。

自分から転職したい場合は、どうして転職するのかを明らかにしておいたほうが意思決定を間違えを減らす方向に向けられるでしょう。

保有技術を生かすのか新しい挑戦なのか

やめたい理由とじゃあ、移った先でなにをしたいのかはよく考えておかないと移る前のやめたい事案を再現することになります。

自ら転職したい場合で新しい技術に挑戦したい場合は、採用条件や配属先まで注意しておかないと保有技術で配属を判断されるので注意が必要です。

ヘッドハンティングの後者の場合は、引き抜く側から担当して欲しいポジションが明確に用意されているので話は早いのですけれど。

転職でリセットされるもの

自ら転職を選ぶケースでもヘッドハンティングで引き抜かれるケースでも、必ず起きるのが転職することでリセットされるものがあるということです。

それは、会社の中でのコミュニケーションパス、ヒューマンネットワークがリセットされるということです。

転職しているので試用期間は期待される成果に応える必要がありますが、仕事をする上で人的ネットワークも構築していかないと仕事にならないのです。

ほとんど、知り合いのない中で一からコミュニケーションパスをゼロから構築しなければならないのです。これ、相当コストがかかりますしバカにできないのですよね。

 

個人的には、このコミュニケーションパスの再構築をするのが面倒だなと思う派なのです。