例えばバリューストーリムマップで作業プロセスを見直す

(私)センパイって、週末って何しているんですか。
(先)え、週末?週末なんてないよ。忙しいからなー。
(私)悪いことしているんでしょう。
(先)そうだよ、如何わしいことをしているんだよ。
(私)イカガワシイとか、マジでやってそうで怖いです。ネットでつるしあげられないでくださいね。私、取材に巻き込まれたくないので。
(先)大丈夫だよ。如何わしいけど合法だから。
(私)そっちの方がやばそうです。グレーっぽくて。それで何しているんですか。
(先)聞きたいの。聞いたら巻き込むよ。
(私)仕事で慣れてますから。
(先)土曜日は勉強会だな。
(私)へえ、センパイも勉強するんですか。
(先)相変わらず口が減らないというか。
(私)だがそこが可愛いんですよ。
(先)自分で言うな。
(私)センパイが言ってくれないからです。それでなんの勉強会なんですか。
(先)アジャイル
(私)アジャイルってアジャイルアジャイルですか。
(先)頭大丈夫か。
(私)いつも明晰ですよ、センパイよりは。それで何しに行くんですか。そのアジャイルの勉強会とやらには。
(先)内緒。
(私)だって、センパイのプロジェクトはウォーターフォールですよね。アジャイル関係ないですよね。
(先)見えているものだけが世界に存在するなんて誰が言ったんだい。
(私)また中二病ですかー。
(先)そうじゃないよ。真面目に。見た目で判断していると騙されるよ。
(私)どう言うことですか。
(先)ウォーターフォールでやっているのはそれでレポートする必要があるからさ。WBSを作るのだってマネジメントのモニタリングに合わせないといけないからね。でも、開発プロセスはマネジメント側に見えないだろう。インタフェースは計画と実績の進捗だからさ。
(私)それでどうしてアジャイルを勉強する必要が。
(先)プロジェクトはいつも同じ条件では出来ないじゃん。メンバは誰かは入れ替わるし。私ちゃんみたく新人が入ってくることもあれば、誰かが出て行くこともあるしね。スキルレベルもプロジェクトで経験を積めばレベルが前より変わるしさ。顧客も違うし、作るものも何一つ同じものはないし。一番違うのは全く同じ要件で出来上がるシステムだったとしても、中身のコードは作るときのコンディションで違うんだよ。毎回微妙に違うラーメンのスープみたいなものだよ。
(私)コードをラーメンのスープに例えるのってどうなんですかねー。
(先)そこじゃないよ。例えなんだから。プロマネ業はさ、メンバの進捗の障害を取り除くのは当たり前だけど、その障害が初めから分かっていたら障害になる前に取り除いておきたいし、できるならその障害なんて存在しない環境で仕事をしてもらった方がパフォーマンスは発揮できるじゃん。
 例えばさ、作業でミスが起きたらメンバを叱ったりしない。ルールを破ったりしなければね。これは絶対。プロセスで起きたのなら、作業プロセスを見直す。バリューストリームマップを使ってね。
 そう言う風にいつも考えているんだよ。
(私)センパイって変態さんかも。いつもそんなことを考えているんですか。変態だー。
(先)想像していたよりオレが真面目過ぎて驚いてるのかもしれなけど、なんだ、その褒め言葉は。
(私)褒めてないし。
(先)じゃあ、行くか。土曜日。まだ残席あったから今から申し込めばいけるし。一杯だったら、運営に頼んでスタッフ側で入れてあげるよ。
(私)運営に顔が利くんですか。すごいですね、センパイ。あれ、スタッフ側に入れてあ・げ・る、ってどう言うことですか。
(先)言っていなかったっけ。運営スタッフなんだよ、オレ。じゃあ、ようこそ、スタッフに。集合は9時な。場所はメッセ入れておくからさ。ホイホイのぽっちっと。あとfaebookのグループに登録しておくわ。これでっと。あ、自己紹介くらいしておいてな。
(私)ええぇぇ…。

 

 

 

トヨタ生産方式にもとづく「モノ」と「情報」の流れ図で現場の見方を変えよう!!

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トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

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