エンジニアがタスクリーダになったときに知っていると助かる5つのステップ
ビジネスオーナから無茶振りされるタスクをもらうと、どこから手をつければいいのか的に迷うのだが、こういったシチュエーションはエンジニアの誰にも起きる。やったこと、経験したことがあれば、過去に自分が何をやったかを思い出せば、だいたい見通しをつけられる。
でも、自分としては初めて振られるようなタスクだと、どうしていいものか、どこから手をつけていいのものか迷う。迷うんじゃないな、お手上げ状態になるんだ。
昨日も、ミネラルウォーターを取りにフロアを歩いていたら、名前が聞こえて、オープンスペースで打ち合わせているBOがこっちを見ている。
どうやら捕捉されたらしい。
近づいて話を聞くと、内心それ分掌かかかかと疑問符が20個くらいつきそうな全社横断のタスクをやって欲しいという。殺し文句は『これプロマネでしょ』だそうだ。
やったことがないからやってもいいよ、と意味深なレスを返しつつ、ざっくり聞くと、やっぱり分掌違いである。まあ、一部のパートは関係する、程度だろう。知っている限りの普通のIT企業なら。
その日のうちに過去資料を読む
slackで資料共有してもらった(送りつけられた)ので、ざっと目を通す。やってきたこと(あれば)、課題(これからやること)を把握する。
この時点は詳細でなくていい。タスクの主テーマのあたりをつけられれば。それも掴めないときもある。
無茶振りしてきたオーナを捕まえる
今回振られた資料を読むとやってきたことのアップデートとやってこなかったこれまでのスコープ外のテーマがあることを把握できた。
ではどうするか。
振ってきた本人に聞くのが一番である。
ただし、BOなど上になればなるほど、課題感はザクッとしている。スペシフィックな答えはもらえない。そこは、今後の活動を通してコンセンサスづくりをすればいいので今は先送りする。
課題、心配事は何か、と尋ねるだけだ。
キーワードからシナリオの方向性をプロットする(だけ)
BOはスコープ外のことの知識がないという。これは、情報提供して欲しいということだ。
それと誰もやったことがないテーマであることがわかったので、聞く先がない。もしタスクリーダになったテーマに過去事例があれば、それを聞きに行くこと。
今回は、前回の活動のアップデート。これは前回の活動と今との差分でやればいい。
前回スコープ外だったテーマは、コンセンサスづくりをしながら、活動をしていくことになるだろう、といったん、そう決める。
そこを今から考えても仕方がない。なぜなら、初めてみないとわからないからだ。
前回分→差分更新。
今回分→進め方、参考情報、ステークホルダ、時間軸の取り方、マイルストーンをモヤっとした感じで構わないから言語化する。
マインドマップを使うといい。
上役の人脈を確保する
自分の場合は、BOの直下の上役と話をする。エンジニアであれば、チームのリーダかプロマネかマネージャか。
BOはこういっているけど、課題ってなにかを訊ねる。だいたい、イメージを持っていない。
だからと言って聞かなくていいわけじゃない。色々と組織内にパスを持っているはずなので、それを使わせろと言いたい。
手書きで絵コンテを描く
いつも言っているが、いきなりパワポやスライドを作らない。絵コンテを描く。フリクションペンがいい。
今なら春っぽい色で描く。
それを持って、上役に方向性はどうかと聞く。
いいんじゃないか、というはず(だってイメージないからね)なので、スライドに起こして手をつける。
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