そのエンジニアに向けた要求では少し心配ですよ
もしかすると過去の自分のエントリに対するブーメランかもしれないが。
自分としては、組織の中で働くときに求められるロールのバンド(職種ごとの等級)のqualifyを定義され、組織内において公開されているものだと考えている。
記事の冒頭で社内向けに公開した記事としてだと書かれている。であればその内部向けの記事を敢えてインターネット上で公開したのはどうしてだろうか。公開して誰に読んで欲しいのだろうか。読んだ後、何を期待しているのだろうか。
少なくとも、自分に向かって書かれていることはないのは理解しているが。
引用しているエンジニアに向けた要求事項は、引用している組織の中のエンジニアに向けられている(と記載がある)からそれは、組織の中でやれ、以上でしかない。それぞれのご家庭のご事情は、御宅の中でやればいい。
反対に外に向かっているのであれば、どういう意味を持つだろうか。1つは引用先に書かれていることを中に入ってきたら要求するからそれを踏まえて採用に応募してほしい、ということかもしれない。
採用ではなく、外注業者に向けたやんわりとしたインフォメーションかもしれない。弊社ではエンジニアに最低ラインとしてここまで要求するので条件を十分満たしているエンジニアを従事させてほしい、ということかもしれない。
エンジニアへの要求事項ー自社のエンジニア向け
+採用応募者向け
+外注業者のエンジニア向け
共通していることは、引用している組織の業務を行う上でのエンジニアに要求するベースラインなのだろうということしかない。
ところで、引用した記事を組織内で公開しているとして、それはそれとしてエンジニアのコンピテンシーは定義していないのだろうか。もしなければ、まだエンジニアのキャリアに関しては、発展途上ということかもしれない。
自分としては、エンジニア向けのバンドのコンピテンシーは、給与に直結するので重要視している。自分自身が突破していくものでもあるし、メンバに少しでも早く到達して給与をあげて欲しいという基準になるからである。
そう捉えているものが、組織内でポエム程度のものしかなかったら、あまりにも定性的過ぎて評価のときにトラブルが絶えないだろうと余計な心配をしてしまうのである。
まあ、1つの記事から心配されているだけの話ではある。
なぜ、結果を出しているのに評価が低いのか? 人事の超プロが教える 評価される人、されない人
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