ウサギのウォーターフォール、カメのアジャイル

🐰「ウチはね、ガーっと一気に作るから早いよ」

🐢「それはすごいね。こっちはコツコツと作るかな」

🐰「やっぱりさ、やること決めて、変えずに突き進むんだ。ピョンピョンとね」

🐢「でもね、作るとき、これ必要かなって疑問に思うこともあるじゃない」

🐰「関係ないね、やると決めたんだ。だから、全部作る」

🐢「使わないことがわかったとしても」

🐰「わかってないな。使う、使わないじゃないんだ。約束したんだ。だから作るんだ」

🐢「一度に作っても使うかわからないから、使うものだけ作りたいな。一気に作るのはどうやるの」

🐰「🐰を集めてくるんだ。巣穴にいっぱいいるからさ」

🐢「🐰はいいね、優秀なエンジニアがすぐに集められて」

🐰「あちこちの巣穴に声掛けて、ヘッドカウント揃えるんだ」

🐢「へー、じゃあ知らない🐰も」

🐰「いる」

🐢「はじめて一緒にチーム組むの大変だよね。おなじバスに乗ってもらうのだって、時間がかかるよ。🐢は歩みは遅いから」

🐰「集めたら直ぐにスタートだ」

🐢「コミュニケーションとかどうするの」

🐰「前から後に伝言」

🐢「🐢は、ほら、甲羅がぶつかるから、もともと大勢は無理なんだ。ピザを分け合うくらいの亀数でコミュニケーションとるのがちょうどいいかな」

🐰「自慢の耳を使うのさ」

🐢「それで成果が出る」

🐰「みんな気になる方を見るけど」

🐢「大丈夫なの」

🐰「出来てから直せって。速いから間違ってたら直させればいい」

🐢「それも無駄だなー。どこまで進んだら使えるの」

🐰「全部できたら使えるよ」

🐢「全部出来るまで触れない」

🐰「一気にゴールまで進むからね」

🐢「欲しいものかどうかは全部揃うまで確かめられないのか。だから、途中で休んでるんだ。ゴールは違う場所なのに」