エンジニアが講演で人に話すことは、自分に教えること
久しぶりの天気は少しだけ夏の終わりに陽気が戻ったようで、予報の27度はちょっと暑そうだと思ったんですが、よくよく去年のことを思い出してみたらこの時期はまだまだ汗を滲ませるくらいなんですよね。
なんでそんなことを覚えているのかというと、この時期はXP祭りがあって去年、一昨年とやっぱり暑かった印象があるからです。そして今年は今日なんですねXP祭り。
XPはeXtreme Programmingだからアジャイル開発の手法の一つです。だから、ちょっと、いやかなりそちらの志向の方が多い。そりゃそうです。xpjugが開催だもの。それにしてもかなり主張が強い気がしたのがこれまでの印象です。
ただ、いつまでも方法論を語っていないで「さっさとやるんだよ」と風向きが去年に変わったように感じたのは正しいと思った。方法論なんて使ってなんぼですから。
こうしたイベントもいつまでも聞いていたり、ワークショップで体験しているばかりではどうしようもない。それじゃいけない。次は、講演者側の舞台に立って主役にならないと。
そういった経験は、いきなりは無理と思うなら、組織の中での研修や事例発表に挑戦するといいと思うんです。まぁ、仕事場なら、多少は大目に見てもらえるかも、だから。上司の評価の目はわからないけど。
人前に出てどんないいことがあるかといえば、人前に立ち何かを話すということは、話す何かを自分で整理し、聞いてもらって何か一つでもお土産を持って帰ってもらえるように仕立てるために、頭の中を整理整頓して言語化するというプロセスを経ないとできなから。
人に話すということは自分の頭の中を可視化するということだから、です。
この可視化がいいんですよね。実は中途半端にしかわかっていなかったんだ、と自覚したり、改めて考察することで別の理解を得られたり。
人に教えることは、自分に教えること、なんですねぇ。
そうそう、あと、普段より聞き取りやすい声を意識して、前を向いて、ジェスチャを振りまき話すというパフォーマンスも楽しいんですよ。