さぁ、エンジニアのくせに祈った罪を数えろ!
エンジニアの不思議な行動様式の中に「祈る」というものがあります。
エンジニアの祈りの例
エンジニアの祈りとはどんなものであるか具体的な例があった方が良いでしょう。以下に祈りの例を懺悔の形態で示します。
--ここから懺悔
正直に話せばエンジニアになりたての頃に書いたコードはエラーにならないことを祈りながらコンパイルしていたのでした。更に言えばテストをしてエラーになると祈りながら直したものです。
--ここまで懺悔
ワタシも懺悔したので、たまたまこのエントリを見てしまったあなたもブコメで懺悔しましょう。大丈夫。誰も懺悔に突っ込みはしないです(多分)。ああと同志であったことを確認して安心するだけです。
エンジニアが祈る理由
わかっているエンジニアにとっては単純な話です。やることを理解せずに行き当たりばったりでコードを作っているから作るものも作ったものも理解していないから何ができたかもわからない。嘘かと思うかもしれないけれど、要約すればそんなことです。
言い換えれば、これからやろうとする目的を理解していないこと、その目的を達成するために必要な適応技術と自分の持っている技術のギャップを知らないこと、目的達成するための実現方法をわかっていないこと、生産したアウトプットを確かめる手段を持っていないということです。
だから祈るしかないのです。
この様なエンジニアは祈る資格がありません。>過去の自分
祈るエンジニア
祈る資格のあるエンジニアは、これからやろうとする目的を理解しており、その目的を達成するために必要な適応技術と自分の持っている技術のギャップを知り、目的達成するための実現方法を把握し、生産したアウトプットを確かめる手段を持っている必要があります。
ひとことで言えば、やらなければならないことをやれるエンジニアであるということです。
やることをやれるということは、識別している範囲であれば何が起きても対処ができるということであり、識別している範囲外についてもそう遠くでなければことが起きた際の咄嗟の振る舞いの目星がつくということでもあります。
やることをやっているからあと残っているのは祈るだけ、ということなのです。
上期にやらなければならないことをやらずに祈った罪を数えなさい。