進まない目標は定例会議の時間内でやってしまおう

チームのメンバが設定する目標管理の中に直接業務に関わる目標の他に、将来の種まき的な目標も設定しているのですが、目の前の業務ではないためについ先送りして中々手がつかない時期が続くと、当事者のメンバもなんとなく今はいいかと、自分で自分を流し始めてしまうんですよね。

それを側から観察していると、まあ、今の時節柄、働き方改革と言いつつ実は残業を減らすことで、メンタル予防や自主的な残業減らしなどの労働衛生とコンプラという取り組みから実稼働時間内での成果を確保するために時間の使い方を工夫する方向に向かっているので、当のメンバも自然と時間内での成果の確保にシフトしていくわけです。

そうすると、オプション的な将来の種まきより、実務で目の前にある業務の方がプライオリティが優先されるので将来の種まきは年度末までなかったことにされるのは確実になりそうです。

さて、どうしようかと。会議を変えることにしました。

メンバが時間が確保できないならチームの時間で確保する

オプション的な目標は、基本的に目標を設定したメンバが自分の作業時間の一部を使って取り組むことになります。

言い換えれば、法定の40時間/週の時間を意識的に確保してオプション的な目標のために使おうと思わなければずっと実行されることはない、ということです。

であれば、チームメンバ全員のある時間をチームの活動時間としてオプションの目標のために使う目的に確保してしまえばいいのです。

既存の時間を転用する

新たに時間を確保するのは簡単です。誰でもできます。でも、それではメンバの担当する業務の時間を減らすことになり、より短い時間で成果を求めることと同じになります。

時間短縮は、習熟度により向上しますが限界があります。基本的には機械化するなど手段を変えなければ単なる精神論です。

そうしないために既存の時間の使い方を見直し、転用できる時間がないかを探した方がいいのです。

その場でやってしまおう

メンバが自分で時間を確保できないならチームの時間を転用して確保する。これで、時間と投下するメンバのリソースを確保したわけですが、あとは宿題を作らないようにするもの考慮しておきたいものです。

宿題を作ると結局、目の前の業務に振り回されてしまうのでやってきません。やってこれるなら、各自の時間の使い方に上記のようにあれこれ言うことも対策する必要もありません。

だったら、確保した時間内で集中してやればいいじゃない、と言うことです。メンバがそれぞれ自分のオプション的な目標の活動をしてもいいし、チームのメンバを巻き込んでモブでやってもいいわけです。

これで何かしらアウトプットされるようになるので進捗することが期待できます。

これで年度末にプラスの評価ができるかもしれないので楽しみができました。