エンジニアの自己学習(研鑽)の中長期計画の立て方

ブコメで書こうかと書き込みしたので書きます。

 

linus-mk.hatenablog.com

 

エンジニアの自己学習とはいわゆる自己研鑽に当たるものだと理解した上で話を進める。なぜ、わざわざ自己研鑽と言い換えているかというと、従来から研鑽を使ってきたから、つまり、使い慣れているから。

自己学習(以降、研鑽と記す)はなんのためにするか、その目的があると計画を立てやすいのはなんとなくでも同意していただけると思う。

ところで、自己研鑽の『中長期計画』とある。これはエンジニアとしてのキャリアパスを指しているのではないかと考えるがその点はどうだろうか。

エンジニアのキャリアパスでは、将来の3−5年後にどのようなエンジニに成っていたいかを具体的にイメージアップする。このとき、専門性のある技術と役割(ロール)の2つの要素を入れると良い。

専門性のある技術の例として『awsアーキテクチャ(技術)を駆使したシステムデザインをアーキテクト(役割)として担える』など技術と役割を具体的に書く。

3−5年後のイメージ像を具体的に書けたら、今時点で保有している技術と役割を棚卸する。

asisが今でtobeが3−5年後のイメージ像になる。

ここからが自己研鑽の中長期計画の立案作業になる。5年は長いので、3年で考えよう。

 

縦軸の左下にasis、右上にtobeのイメージ像をおく。横軸は左は今で右は3年後とする。

左下から右上に登る直線がプロットできる。右上に登る高さを3年掛けて登っていく計画を作る。

 

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tobeへの高さは次の要素で構成する。

  1. 業務(プロジェクト)で実践して身につける経験知
  2. 所属する組織の研修で得る形式知
  3. 自己研鑽で得る経験知
  4. 自己研鑽で得る形式知

 高さのうち、1が大部分を占めるはずである。2は所属する組織の教育で提供される科目と自己研鑽で伸ばしたいスキルの一致があるかどうかによる。

3−4は、業務で身につけられない。だから自己研鑽である。

そこを3年で埋める計画を作る。

先の例であれば、awsの技術習得になる。ただ、技術習得をするとすると目標自体が曖昧になるし、体系的でないので好きなものばかり追ってしまう。それはそれで構わないが、全体のどこをやっているかくらいは押さえておきたい。

そうして立てた計画に第三者の認定を入れると良い。例えば『aws認定ソリューションアーキテクトを取得する』とする。あくまでも目的は、アーキテクチャを使いこなせるエンジニアになることであるが、それをある認定資格で誰にでもどのくらいの技術を持っているか知らせるための目的で取ると良いだろう。

 

 

 

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