プロジェクトマネージャには飽きっぽい性格の方が良いんじゃないか


自分の性格が飽きっぽいというか、熱しやすく冷めやすい−−いまどきこんな表現使うのみたいことないな−−なんで、こんなことを思った。

それにつけてもプロジェクトマネージャの仕事の多さよ
自分の頭の中の棚卸をしようと、プロジェクトマネージャの仕事を書き出してみて、「あーめんどくせぇ、意識しないでこんなにこなしているのかー」とあきれたわけです。
実際は、自分がやるのではなくて、プロジェクトマネージャにやってもらうわけですが、いくつもプロジェクトが並行しているとそれぞれのプロジェクトに応じてポイントを見ていかなくてはいけないので、まとめてしまえばプロジェクトマネージャをやっているのと同じわけです。
PMBOK的には、プログラムマネージメントなんですが。
ラインマネージャなら、いいんですが、それも職務なので。


プロジェクトのことばかりマネージしているわけにはいかない
昨今、情報セキュリティからコンプライアンスまで幅広く組織的に対応しているところも多くなってきて、自分が属する組織もご多分に漏れず組織の管理から逃れることができないので、常識的にやるプロジェクトマネージメントのほかに、“管理のための管理”業務も増えてきているので、めんどくささが2倍にも3倍にも感じられてしまうのも仕方がない。
でも組織のルールなのでやらないわけにはいかないから、あまりのしんどさにプロジェクトマネージャの成り手が減っていってしまう要因になっているのではないかな、とも思ったりする。


飽きっぽい性格がなんで良いのか
兎に角、やらなければならないことが多すぎる。多いことが問題ではなくて、それはやらないと上手く進まないのだから、それはやる。
じゃあやるなら、どんな性格が向いているのかね?と。

例えば、スケジュールを作るにしても、フェーズを大きな枠として、枠を分解して次第に詳細化し、WBSに落とすわけです。
基本的に、フェーズ単位に成果物が決められていて、ドキュメントだったり、実際のプログラムだったり、作業報告書だったり。
その成果物を作るために、どんな作業を誰と積み重ねて作り上げさせるのか、そこのシナリオはプロジェクトマネージャの仕事だと思っています。
フェーズには、最初に手を付けるものもあれば、最後に手を付けるものもあり、最後の方にフェーズだとしても調達や手続きの都合、最初に片を付けておく必要のあるものもあります。


すべてをプロジェクトマネージャがやるわけではないですが、スケジュールを立てるだけでもこれだけ出てくるのだから始末に負えない。
実際は、ブロックのリーダや各担当にその作業をデレゲートするわけですが、できてきたもののチェックもしておかないと心配なのがプロジェクトマネージャの性でもあります。


プロジェクトマネージャの仕事はスケジュールだけではないので、そればっかりやっているわけにはいかないので、時間軸を見つつステークホルダーと適宜シンクロしてマルチタスクをこなすことを考えると、そればっかりやるような性格だと拙いわけです。


そう考えると、あれこれ気になる=飽きっぽい性格の方が良いんじゃね?と。
どう思います?
まじめで、一生懸命やるタイプのプロジェクトマネージャっていますね。
それで、猪突猛進の性格だったときには、どうしようもないです。
間違っていてもそれに気付かないし、止められないから当人が気が付いたときにはもう遅い。
5合目や7合目までリーチしていて、周りを見たとき、思い描いていた場所と違う場所にいるわけで。


それに比べて飽きっぽいと、あちこちに気が向くので、いまどこら辺かを確認できるからいつでも後戻りしても、影響が大したことがないわけで。
そんな風に考えたら、飽きっぽい性格って、プロジェクトマネージャの正確に向いているじゃない、と思うわけです。
決して自己弁護しているわけでは...。



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