人を育てるは自分を育てるということ


人を育てる、人を育てた、というと、なんかドヤ顔で暑苦しいオッサンがでてきてがーがー言ってきそうだが、ちょっとした“ふりかえり”を込めて。

子供を育てる
子を儲けるの“儲ける”はこの字を当てるんだねぇ。常用外だけど。
可能であれば、子供を儲けて人を育てることの大変さ、育てる喜びのポイントを知ってほしい。全くの“無印”の状態から、どのようにでも育てることが出来るし、育てたようにしか育たない。子供を儲けたときに、たまたま新聞の片隅にあいだみつおの言葉があって、

「育てたように子は育つ」

といやつ。知っている人も多いだろう。本当、そのとおりだと思う。
子供が一つひとつ言葉を覚え、遊びを覚え、文字を学び、学習していく。これをどのように教えるか、どうしたら子供が“自ら”進んで手を出すようになるかをとても気にしながら接してきた。

ワタシ自身、自分が自分の子供に接したように育てられたわけではなく、どちらかというと真逆の育てられ方をしたので、自分と同じようにならないように、との思いからそれだけをポリシーとして子供に接してきた。
怒るときは怒るけれど、怒るより、擽って可笑しくさせてやって欲しいと思っていること、例えば宿題があるならそれを、擽られるのが楽しいけれどくすぐったいのから逃げるためにやろう、というように促したりしている。「勉強しなさい」ではなく、「宿題あるの?」とかちょっと関心がある程度で子供に思い出させるように。

子供と言えども、頭の中はワタシと同期していないからワタシと違うことを考えている。これを理解したうえで子供に接するか、接しないかで全く、親としての振る舞いが違ったものになる。よく、電車の中やスーパーマーケットで頭ごなしで子供を叱っている親を見かけることがあるが、それぞれ叱る前の事情があるだろうが、親として子供に振舞って欲しい振る舞いとめったに乗り付けない電車やお菓子がたくさんある売り場でのワクワク感を持っている子供の頭の中とのギャップがあることを知っていたら、接し方は変わらないだろうか。


年上を育てる
はじめてマネージャになったとき、メンバはほとんど年上だった。普通だったら、考え込んでしまうのではないだろうか。どう接しようか、と。ワタシはどう接したかと言うと、“仕事はロールベースだ”というポリシーを持ってる。これはプロジェクトマネージメントの組織を編成するときの役割分担の考え方に基づいている。この考え方を持ち込むことで、歳に関係なく役割を演じることをメンバに求め、接した。

自分自身、あまり歳や上下関係には関心が薄いほうなのだが、人によってその関心度合いは違うものだ。気にする人も居れば、ワタシのように気にしない人も居る。それぞれワタシよりたくさんの経験を積んできたのだ。そこにはその人たちを理解して、認めるという意識が必要になる。それが無ければ、相手だってワタシを認めないだろう。人を認めることは、大なり小なり相手を敬うといことだ。
これは、人格形成が進んだ小学生高学年から中学生の子供に接するときに必要なことでもある。子供も一端の経験と考えを持っている。それを認めた上で、組織の方針にあったロールを演じてもらうように、子供にも学生としての役割を期待する。


若手を育てる
若手を育てるときに、子供を育てたときの経験が生きる。“無印”の全く真っ白な若手をどう育てるか。その若手が将来組織を担うようになって欲しいとい気持ちは、子供のしごとの勉強と遊びでなにかがんばれるものができたらいいな、と思うのと同じなのだ。子供と違うのは、組織に入ってきたときに、一応、大人であるので、それを忘れないことくらい。彼/彼女の自我は確立しているということ。個人として認めた上で、接すること。その上に、組織にいる間、彼/彼女が生きていけるように必要な社会人としてのコンピテンシや専門のコンピテンシを育てるということ。子供が関心を持つとそこがぐっーと伸びるように、彼/彼女だって伸びるのだ。それを見つけること。苦手を認識させて、強みを伸ばすのか、今は平均をあげるのかを考えさせること。それを示唆すること。
子供の小学校あたりの接し方と変わらない。


自分を育てる
子供を育てること、人を育てることは、自分を育てることであることに気付いただろうか。それも子供を育てることこそ、組織の中で後進を育成する、年上の育成を促す、ということに直結しているのだ。このことを自分自身が“いくつのときに気付くか”大きいポイントだ。人を育てるということは、自分を育てることなのだ。




  • 道具室(アプリとか)

読みたいと思う本が書店にない。と思っていたら、あの花の下巻がでるのか!買おう。

  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)

謎の彼女XのOPは、TVサイズしかなかったので買わなかったけれど、これなら買おう。

Chouchoってすきだなぁ。

まぁやが古いもの含めてたくさん出ているようだ。



  • 視聴覚室
  • 調達室