初めてのサブリーダが体験するイライラの解消の仕方は


イライラは振る舞いに表れやすい
プロジェクト見ていると中堅のエンジニアがサブリーダを任されるようになって自分が面倒を見るメンバができるようになるとストレスを感じるようになる子が出てくるケースがある。イライラしているのは、傍から見ていてもよくわかる。イライラって行動に出やすいからね。一つ一つの振る舞い、話し方、物の上げ下げ、動作に如実に表れる。それまでは、一担当だったエンジニアがそのプロジェクトで過去の経験やこれかrのキャリアパスを考慮した上でアサインされたサブリーダを初めて任されていろいろ戸惑っているのだろう。
今までは、自分にまかされた仕事を起点に物事を判断して行動すればよかったのだけれど、今は、自分の仕事、サブリーダの仕事とメンバの面倒とロールは3つになったわけだ。メンバの面倒を見ることは、サブリーダの仕事のサブセットにしてもよいので、それなら2つ。


今までの基準
サブリーダになる前なら、自分の考える基準を起点に、そのプロジェクトの方針や組織の規律を考慮して判断すればよかった。極端な言い方をすれば、プロジェクトの中で自分の考えだけで物事を判断して、言い散らかしてもその上のリーダやプロジェクトマネージャが受け止めてくれていた。だから、なんらかプロジェクトでストレスを感じでも、それを発散させる先があることになり、一方的に解消することもできていた。


自分が考える起点、他人が考える起点
ところが、今は、自分がサブリーダになったことで、立場が変わった。自分のいたポジションが別のエンジニアに明け渡すことになった。今度は自分がそれまでのリーダのようにことあるごとに担当のエンジニアの振る舞いを受け止める必要になった。
このとき、今までは自分が考えるの物事の起点だけから、面倒を見るエンジニアがそれぞれの起点を通した結果がサブリーダに入り込むことになる。ここで、受け止めたことと自分の考えの起点から生じるズレにストレスを感じ、イライラとしてサブリーダの振る舞いに行動として表現されることになっているのだろう。


個を認知することが最良の考え
何度か書いているが、人は10人いればそれはもう個性の塊なわけで、10億人いても同じ人なんているわけはないのは明白の事実であって、自分の考えの起点とずれている人と働くこと自体当たり前なのことだ。それにストレスを感じないでふるまうにはどうしたらよいだろうか。それは、一緒に働く人であっても友人でも家族でも“違う起点を持っているヒト”であることを認める、つまり認知して受け入れる他ないのである。この人は、このような起点を持って物事を判断する、と。そこには、認めるという行為はあっても、何か切り捨てたり、あきらめたりするわけではない。あくまでも個として認める。個として認めるから、対等に理解しようと行動ができるのであって、双方の起点のズレは共有できるのである。起点のずれが共有できれば、そのズレを理解したうえで相互で新たな落としどころを見出す行動に進むことができるのだ。





  • 道具室(アプリとか)

毎晩少しづつ読んでる。

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)
  • 視聴覚室
  • 調達室