あなたがマネージャならどちらのシステムエンジニアを選ぶか

Q1
A)ルールで決められた「何をどうする」を完璧にできるシステムエンジニア
B)何をどうするを決められるシステムエンジニア

A)を選んだ方
残念ながらマネージャの資質落ちでない可能性が高いと思われます。別のスキルを伸長しキャリアプランを考え直すことをお勧めします。


ルールとして現れる何をどうするはインプットをプロセスを介して価値を創造するプロセスを設計するということを意味しています。そうした価値を産むことができるシステムエンジニアを不要とする考えではマネージャに対するビジネスをキャリーし価値を生み続けるという要請に対し応えることができないためです、


B)を選んだ方
B)を選ばれた方には追加で問題です。

Q2
A)なにをどうするを決められるシステムエンジニアは維持管理では不要
B)なにをどうするを決められるシステムエンジニアは維持管理でも必要


A)を選ばれた方は、継続的な改善の資質の補強が補強と思われるので自己研鑽するか、やはり、キャリアプランの見直しを検討した方が良いかもしれません。


Q1 A)はなぜダメなのか
ルールを守り、ルールどおりに作業をすることは、その仕事を完了させるという意味ではとても大切な考え方です。


ですが、そのルール自体、つまり、「何をどうする」を守るという作業はオペレーションでしかありませんから、作業による新たな価値は創造していません。マニュアルどおりに操作するだけです。アウトプットは産みますが新たな創造による価値はないのです。これは、その作業は誰にでも教育を施すことで代替が利くということを意味しています。


Q2 A)はなぜダメなのか
ルールの何をどうするは維持管理になって見直しをしないのかといえば、それはあり得ません。コスト改善、品質改善、作業負荷改善など現状の作業に対し経営的な観点から様々な見直しを求められます。


維持管理に転換時には、アウトプットの品質に基づいてルールを決め、作業プロセスに展開されていますから、それに対し、新たな経営的な観点での見直しの要請は作業に対する品質を再設定するということを求められているのと同じです。


結局、Q1と同じように資質を持っていないければ、新しい何をどうするを決めることができません。実は、Q1よりは難易度が高いのですが、それは既存の仕組みが新たに何をどうするに対する制約となることを考慮した上で進めなくてはならないためです。


そのため、Q2A)を選ぶマネージャは資質に対し改善する必要があるのです。