問題が起きたときに一番最初にすること


この歳になっても承認要求が減ることはなくて、特に自分で初めて手掛けたものについては「ねぇねぇ見てみて!」と自分でもうっとおしいくらいなものです。


もちろん、新しいことなので100%と言っていいほど問題が起きるんですね。経験者から見たら些細なことから「何やってるんだコイツ」みたいなものまで。


どんな問題が起きたとしても、それが大小にかかわらず、その問題を解決するか、別の手立てを見つけられないとスタックしてしまうので進まなくなってしまう。当たり前ですが。


そこで、今何が起きているか、を調査することで認識するわけです。調べるということはやったことを再現できるように情報を集めるということです。同じようにやったら同じように問題を起こす。


つまり、何が起きているか「事象の把握」をするわけです。何をしたかと言う手順もあるし、何を使ったかという道具の話もある。それを正しく整理することで初めて事象の把握が出来たことになるのです。


この、事象の把握が上手にできないシステムエンジニアさんが多いです。事象の把握をしている最中に自分の考えが混濁してしまうようです。事象の把握では、まずは事実だけにすることです。そうしないと事象と意見と問題解決が混線してしまい、事実の把握がし辛くなってしまうのです。


コレをしっかり踏まえないと、このあと幾ら問題を解決しようとしても頓珍漢なことをする可能性があるのでここはしっかりしないといけないポイントです。


それを経て初めて何が問題なのか、問題を定義する必要があるのです。自分一人で自己完結している作業であれば、一つひとつ厳密にやる必要はないですが、共同作業であれば厳密性と言うよりは情報を正しく共有するために整理したうえで、問題が何かを定義するのです。