最近のチーム作りは繋がることへのプレッシャーを掛け過ぎていないか
slideshareとかブログとかでチーム作りやカルチャーを取り上げているコンテンツがあるけれど、なんとなく違和感があって「なんだろうなぁ」と思っていたんですが、そういうことかとひとり納得なるなど。
チーム作りでよく取り上げられるキーワードをあげてみると、
- ビジョン
- 価値
- 成功基準
なんてでてくる。
なんとなくなんですけどね、これ、こうしたキーワードを引っ張り出しながら、みんな繋がろう、的な方向に持って行っているんですよ。そこがね、部活ぽい。
その繋がりを強めようとする行為へのプレッシャーがちょっとねぇ、と。
目標管理制度を導入している組織は多いと思うのですが、それ自体が組織の目標と個人の目標を強く結びつけますからね。組織の目標達成での利益が増えることは個人への再配分を増やすことになりますから、そうした制度は率先して使うこと自体合理的なので使えばいいと思っているのですが、そこにチームとしての繋がりをカルチャーとして持ち込むのはどうかと思うわけです。
チーム作りって「そういうもんだっけ」みたいな。
仕事だから仕事を介して繋がるのは「そうですね」というよりは「がっつり繋がって」と同意するのですが、仕事でも、勉強会でも、セミナーでも、あげくのはてはパーティーまでもが社内やチームと繋がることを「ゴール」にしているように感じます。
確かに、チームを作るときに「ビジョン」は必要です。これは、全員同じ方向をむいて進まないと手戻りになるし、「価値」が合っていないと、作業上の判断結果が変わってしまい、作業品質に影響するし、「成功基準」は達成する目標を合わせておかないとチームの目標が達成できないし。全部必要なんだけど、過度な結びつきって「必要なの」と思ってしまう。
なんか、行き過ぎてる感じがして「チーム作り疲れ」になってしまったメンバから脱落していくのではないか、と。これが部活ぽいなあ、と。
ワタシのスタイルが、結果が出て入ればいいよ、というものがあるので、そうした考え方の違いもあるのかもしれません。一定の距離感を持っていないと、自分のペースで仕事ができなくなってしまうので、それも違和感のひとつかもしれません。