優秀なエンジニアと出来るというエンジニアが言う暇の違い
もちろん、仕事をアサインされているエンジニアに限るよ。
仕事が出来るから暇だと自慢するエンジニア
エンジニアになりたての頃、職場の繋がりだったか何かで当時10歳くらい年上のエンジニアがいて、俺は仕事できるぜーアピールがひどかった印象を受けたんですよ。まだエンジニアになりたてのひよっ子にだってなんだか胡散臭い、近づかないようにしようと思うような感じだったもの。
今は、パッとしない身なりで社内システムのお守りをしているみたい。社内システムだって社員の事務処理や情報共有を高めようとする攻めのシステムだったり、基幹システムで落とせないしミスれないようなミッションクリティカルなのだってあるけれど。さて、その人はどうなんだろうか。
確か、俺はできるから暇なんだよと言っていたけれど、できる人ってそんなこと言わないよね。それしか出来ないのかな、と思うわけですよ。出来るエンジニアなら外からいくらでも仕事の声が掛かるし、その中で興味を持てる仕事をしようと思うし、でき続けるためにインプットを自分にするものですから。
だからこそ、インプットは調整弁になるので割り込みの対応だって暇(というより余裕代ですね)の幅に合わせて手助けするわけですし。依頼されたのが余裕代より大きければ肝心なところだけやってあとは戻したりね。そういう仕事をするものです。
プロジェクトでは暇なエンジニアを作ろう
以前のエントリでも書いたけれど、プロジェクトの進捗がオンスケであればエンジニアが暇な方が良いし、健全な状態なんですよ。アホなプロジェクトマネージャやリーダはアイドルしているようなエンジニアを見かけると反射的に予定外の仕事を突っ込もうとするけれど、それは無駄でしかないのですし。
確かに、計画より時間を余してしまうと不安になる気持ちもわかりますよ。でも、それは仕事を突っ込むよりプロジェクトマネージャ自身がタスクの見落としをしていないか、品質の検証漏れがないかを判断しなければならないことで、間違ってもエンジニアに予定がまだ先のタスクを突っ込むことじゃないんですよ。
なぜ、予定を早めて仕事を突っ込んでしまうのがダメなのかがわからないのは考え方の違いだけれど、もう少し勉強して実践を繰り返すといいと思うんだ。
ただ、暇のままにするんじゃなくて、今の作業プロセスを作業の手間暇が減っても作業品質を維持できる改善を考えて試したり、予定している作業の技術的な調査をするのはいいと思うんだよ。でも、あくまでも予備調査というかフィージビリティスタディ程度にして寸止めさせることがポイント。
なぜ寸止めさせるかというと、通常、作業は段階的詳細化で進めるので、ある作業だ先走ってもしょうがないんですよ。たった1つのタスクだけを深掘りしてもね。
やっているエンジニアは面白くなるかもしれないけれど、全体から見たらやり過ぎなんだ。全体を揃えないと横横の関係が歪になってわからなくなってしまうからね。
プロジェクトマネージャもリーダも元々がエンジニアだから、詳細化して具体化すると口を挟みたくなるし。でも、そんなことをやっていたら全体が見えなくなってしまうんだ。
もちろん、他のメンバが遅れていたり、難しい問題に嵌っていたらそれこそ手が空いているメンバ全員で解決してしまう方がいい。今風にいうとモブするわけです。タスクを。

EXTREME TEAMS(エクストリーム・チームズ)--- アップル、グーグルに続く次世代最先端企業の成功の秘訣
- 作者: ロバート・ブルース・ショー,上原裕美子
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2017/11/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る

サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
- 作者: チャディー・メン・タン,ダニエル・ゴールマン(序文),一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2016/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る