間抜けなマネージャは自分のやり方を押し付け事細かく聞きたがる

タイトルが長くなるので端折っているが、文字数を気にしないならこうタイトルをつけたい。

本当はこう付けたかったタイトル

「間抜けなマネージャはマネージャが考えたやり方を部下がその通りやっているか詳細にトレースし、できるマネージャは確認だけする」

そして、今日書きたいことはこれで全部である。以上。

とするとツイッターで収まってしまう文字数なのでなぜかを少しだけ説明する。

もし、自分に間抜けなマネージャの要素の1つでもあったら、月曜日からは気にして、変えていこう。

間抜けなマネージャは間抜けである

間抜けなマネージャがなぜ間抜けなのか。間が抜けているという意味では使っていない。マネージャの役割を負っているのにマネージャの仕事をしていないから間抜けなマネージャなのだ。

マネージャの仕事

マネージャの仕事は、たったこれだけだ。

「部下の特徴を見つけ、その特徴を活かす」

何に活かすか。わかりきっていることである。属する組織の目標を達成するためにリソースである部下の特徴を知り、その特徴を最大限に活用できるように活用するのだ。

間抜けなマネージャは部下を知らない

 間抜けなマネージャは部下を知らない。なぜかは後述する。ただ、できるマネージャは部下が何が得意か、どんな仕事をすると楽しいかを知っている。

マネージャの傘下に属する部下は配属された時点でリソースが1である。1であるから貢献は1以上でなければならない。

なぜ1以上なければならないかがわからないエンジニアは効率性について語る資格はない。外部にだけ効率性を求め、自分には効率性を求めないエンジニアの話を聞く価値なてないのだから。

話を戻して、1以上の貢献をしてもらわなければならないが、その貢献をしてもらうに当たっては、最小限のコストや負荷で貢献してほしい。たとえ0.6の成果しか出なくても2倍働くことを前提とすれば1.2が得られるから組織への貢献としては一見、良さそうだ。

それが良くないのはコストが2倍になっていることと、負荷が2倍になっていることですぐに故障してしまうというリスクを含んでいるからだ。

コストは計画値以内であればよい。一円でも少なければ十分である。差が0であれば合格ラインである。

ところが、1の貢献をして欲しい、計画のコストで実現して欲しいと思っていてもその貢献に使用するスキルが部下が持っているスキルと一致するとは限らない。多くは一致しない。なぜなら、部下自身がどのスキルが一番効果的に活用できているかを知らないからだ。

省力で最小限のコストで最大限の貢献をしているかどうかで物事を見て判断していない。先に感情が立ちふさがる。好き嫌いである。

これを排除して部下がどのような長けた特性を持っているかを知らなければならない。その上で、好き嫌いを知っておく。好きより嫌いを知っておく。嫌いな仕事に当てると効率性が下がり、不良というトラップを仕込むからだ。

間抜けなマネージャは部下を知らないし、知ろうとしない。なぜなら、頭数でしか部下を認識できないからだ。目の前に降りてきた仕事を目の前で手が空いている部下にもじどり振るだけの仕事をしているだけなのだ。

仕事の成果の伸び代を上げたければ、成熟による効率性と道具を変えることによる生産性の向上だとする発想が必要だ。それを考慮せず、目の前に回ってくるさらにタンポポを置くように部下を配置していればタンポポ以上の仕事はしてくれない。

間抜けなマネージャは押し付ける

間抜けなマネージャは間抜けなマネージャが振った仕事のやり方まで押し付ける。マネージャならこうやる、というプロシージャの通りにやらないと不機嫌になる。

だから、事細かく口を出してくるし、細かい進捗の確認をする。

別に細かい進捗の確認が悪いわけではない。なぜ細かく確認しているか、その目的が自分が考えるやり方でやっているかどうかで聞いているからダメなのだ。

他人に箸の上げ下げまで監視され、文句を言われたら楽しいわけがない。そういうことだ。

できるマネージャ

できるマネージャは、仕事を始める前に期待を伝える。部下の得意を知り、考慮した役割に着かせる。部下が最大限の貢献をできるように環境を作ることで部下が考えて仕事するように仕向ける。あとは、部下が期待に応えるために考えたことを部下の報告で確認し、部下がそれをやったと報告を受けたら結果を確認するだけだ。

 

 

 

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