エンジニアとのコミュニケーションの取り方
仕事をする上で、コミュニケーションの最低ラインはリーダーと実務を担ってくれるメンバの間では、作業の期待する結果が得られるために行われればそれで十分です。
すごーくビジネスライクに聞こえますけれど、現実にはこれのためにコミュニケーションをしているし、それが出来ていない=期待する結果を得るために十分なコミュニケーションが取れていないからあちらこちらのプロジェクトがトラブっているのですよねぇ。
コミュニケーションの原則
コミュニケーションは、二人以上の間で何かを成し遂げたい一人が他者に対して期待する振る舞いをするように表現手法を用いて働きかけることです。
ですから、仕事の上で、仕様を確認したい、実績を確認したい、困っていることを解決したいというような、「○○したい」で実現するために自発的に作用しなければなりません。
プロマネとメンバとの関わり方
振り返ると、プロマネをするときには必要以上=仕事上に関係することだけでコミュニケーションを取ることが多いです。
こちらから、あまり雑談はしないし、飲みニケーションと呼ぶような飲み会もキックオフと打ち上げくらいしか模様ししません。もちろん、メンバ同士で何をしようが邪魔はしませんし、それでメンバ同士がお互いを知り、仕事上で相談しやすくなるのなら良いですね、くらいです。
マネージャから部下への関わり方
マネージャの場合、部下がパフォーマンスを最大限に発揮できるように環境を作ることを考えて施策をします。
プロマネと違うところは、労務管理も仕事の内なところです。つまり、環境、物理もありますし、制度的なところなど組織として整えることもありますけれど、部下の身の回りのことについてもある程度把握しておく必要が出てきます。
部下自身の健康、冠婚葬祭、キャリアなどをあまりパーソナルな情報に踏み込み過ぎない程度で部下の動向を把握しておく必要があるのです。
部下への関心を持たない弊害
個人的には部下のパーソナルな情報には関心がありません。知ったからといって中するわけでもないなら、はなから聞かない方が情報管理をしなくて良いのですから。
ただ、全く関心を持たないとこれはこれで、前述した部下の動向が把握できませんし、部下が関心を持っていることを知ることができません。
関心を持たな過ぎると突然辞めたいと言われて困るのがマネージャですし、上からどうして気づかなかったんだと言われるかもしれません。
流石に関心がないからとは言えませんし。
マネージャからコミュニケーションをとる場合
最近の関心事をアイスブレーク的に聞くのが良いのではないかと思います。部下が関心を持っていることは部下がリソースを使ってでもやりたいことです。
「へーそうなんだ」
「それで」
「すごいね」
部下が話し始めたら、聞き役に回ることです。批評したりdistたりすることが目的ではないので。
時間まで、話させます。
とは言え、話がぶちぶちと途切れてしまう部下もいます。ただ聞くのではなく、キーワードを拾いましょう。
「なるほどー」
「その○○ってどんな感じなの」
部下が話している言葉を使って、関心があるよと「教えてモード」を発揮します。
こんな感じでコミュニケーションを取るとまーまーな感じには会話が成立するし、話してもらって満足感を持ち帰ってもらえます。
こうでもしないと話さないエンジニアが多いので。