エンジニアも出世した方が良い
身も蓋もないタイトルである。
一旦、出世をエンジニアからマネージャに転生したとする。プロなエンジニアというキャリアもあるが、組織によりどこまで本当に評価しているかはわからない。
端的に出世することで給料が増えるから、エンジニアも出世した方が良い。どうせ、同じような苦労をするなら給料が多い方が良い。エンジニアよりマネージャの方が責任が重いとか、わがままなエンジニア(こういうことをいうエンジニアは自分のことを間接的に指しているのだろう)から突き上げを食らいたくないとか、マネージャのネガティブなイメージを見かけたら、それは誰か既得権を守りたい旧態依然としたバリューのないマネージャの差し金かのかもしれない。
マネージャになると良い点
- 給料が上がる…知っている範囲で言えば、エンジニアよりコンピテンシのバンドが高いので給料は上がる。管理職なので残業はつかないが、エンジニアの頃よりは高いサラリーになる。
- このエンジニアは俺が育てたと言える…エンジニアの成長は、俺が面倒を見たとか、言いふらすことができる(している人を見たことないが)。
- マネージャ楽しい…マネージャ業は楽しい。
- エンジニアより裁量を得られる…裁量を持つということはその部分において、責任と引き換えに自由をより多く得られるということである。裁量は、組織によっては、決裁権限(の金額)としても表現される。エンジニアでは持たされない決裁権限により、予算を持っていれば権限の範囲で意思決定できる。
- マネージャ楽しい…マネージャ業は楽しい。
- やりたいビジネスをやれる…分掌の範囲か属する組織内でカニバらなければ、新規事業などやりたいビジネスをやれる。
- 顔が広くなる…社内も社外も打ち合わせやら、事務処理場の根回しやら、なんやらと人と(目的を持って)会話する機会が増えるので自然と顔が広くなる。
- マネージャ楽しい…マネージャ業は楽しい。
- メンバに気を使ってもらえる…自分は基本的に雑務も自分の仕事は自分で片付けるから無関係ではあるが、寂しいマネージャには部下からチヤホヤされると嬉しさのあまり勘違いするマネージャもいるかもしれない。