どれだけ転職サイトにエントリシートを書いてもSIerから脱出できない

本当にエントリシートをもういいかと思うほど見た。こちらもポジションを用意しているので諦めようかと頭を過るも、ここで踏ん張らないと自分たちの業務で積み上がっていることができなくなってしまうから、手を抜くことも止めてしまうこともできない。

自分のチームではやりたいことがたくさんある。でも、誰でもいいわけではない。期待している役割がある。役割といってもマネージャとかではない。ポジションごとに期待するコンピテンシーを設定している。であるから、この技術しかできないとかこの業務しかできないとかではお話にならない。

あるポジションならこのバンドのコンピテンシを持っていることを期待する。もちろん、採用候補者と見込んで会う場合は、どのポジションで何を期待しているかをお伝えする。その上で、お話を進める。

それで、エントリシートである。人材紹介のサービスは多々ある。エンジニアご自身を売り込むための業務経歴書、エントリシートはエンジニアご自身が書かれると思う。それを数えられないくらい見たが、9割いや9割5分くらい見てすぐに閉じてしまう。そのくらいキラキラ感がない。

キラキラ感と書くと業務経歴書でキラキラ感は返ってやばいのではないかと思うかもしれない。確かにチャラい感じであればそのとおりであるが、エントリされるエンジニアの異能感がキラリと光るときキラキラ感を感じるのである。

9割5分のエントリ、それもSIerに所属されているエンジニアのみなさんのエントリシートは異能感もキラリと光る尖ったものも感じられない。

なぜかと記憶で分析すると(印象論であることは重々承知)、業務経歴書に書かれていることが『やった』と列挙されているだけで、howとかroleとか何を乗り越えたとかがない。単なるレコード、記録なのである。

余計なお世話であるが、楽しく仕事をされているのか心配になる。楽しくないから転職を希望されているのかもしれないが、実際には楽しくないにしても、楽しみ方を知らなそうなエンジニアはご遠慮したい。

採用する側はどんなエンジニアが欲しいか、明快な基準を持っているものだ。誰でもいいなら、派遣さんで十分である。でも社員として欲しいのである。

転職サイトに書かれているそれこそ数多のエントリの中で、あなたの魅力を何でアピールするのかを考えて書いているのだろうか。

業務経歴書を時系列(降順、昇順どちらでも気にしない)を書いたら、

  • 尖っている技術、自信を持っている実践知の切り口を探す
  • その切り口にしたのはどうしてそう思ったかポイントをあげる
  • ポイントと業務経歴と紐付ける
  • 何をしたか切り口と紐付ける
  • どうやったかを切り口と紐付ける

それをアブストにする。少なくともやった系とは印象が違う。ちょっとカジュアルにあってみたいと思う。少なくとも自分は。

まあ、あなたはそう思わないかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

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