プロジェクトマネジメントは海鮮丼である
もともと土曜日は引きこもってタスクを消化しようと考えていたところに令和ちゃんが15号の続けざまに19号を持ってきた。
いくつかやらなければならないことの1つの優先順位を入れ替えて、別のタスクの脳内にあるぼんやりしたイメージを言語化にする。
タスクによっては、いや最近は割とタスクをするときに裏付け的な根拠のための書籍の引用を紐づけておくことをしているので、必然的に書籍を読んだり再読したりすることになる。
それは結局、時間を使うことになるから進捗が想像の1/3まで落ちる。読み直し、言語化までの考える時間、言語化それぞれで時間を必要とする。
プロジェクトマネジメントの知識体系とはストレートに言うとアレである。そうPMBOK。
この本でプロジェクトマネジメントを適用するプロジェクト、例えばSIプロジェクトを成功できたらびっくりする。
なぜならこれはプロジェクトをマネジメントする知識とプラクティスの丼なのであって、プロジェクトの目的を達成するためのアプローチ的な方法については書かれていないからである。
プロジェクトの目的を実現するためのアプローチ的なものを作った計画通りに推移しているか、監視、コントロールするのはPMBOKの役割である。
どこの組織でも、エンジニア、非エンジニアに関わらず、プロジェクト、プロジェクトマネジメントは割と聞くキーワードだろう。
それは業務の中でプロジェクト化することが珍しくなくなったと言うか、もともとプロジェクト的な業務をプロジェクトと定型的な業務と分離するようになったからである。
2000年ごろにプロジェクトマネジメントが流行して、割と賞味期間が短く、でも残ったのはプロジェクトを監視、コントロールすることによるメリットがあったからだろう。
プロジェクトマネジメントの丼の中にはプロジェクトの目的を達成するアプローチを実装せねばならず、その上には生産性やプラクティスの具を載せなければならない。さらに、それを美味しくいただくマインドセットが必要なのである。
プロジェクトを美味しくいただこうと思ったら海鮮丼を提供するつもりで取り組まなければならない。
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