エンジニアの思い込みの代償

もうだいぶ前のことだ。コミュニケーションツールで営業陣と会話をしているときに、自分の発言が言い過ぎだったことがあったらしい。

自分の発言後、発言を前提としたことが担当営業から情報共有があり、取り違えていたことがわかった。自分としては取り違えていたことが解消されたので、そのまま放置していた。

その流れで、営業のリーダ役の方から、担当営業にごめんなさいしないと、と諭された。

自分では気にしていなかったことを周りは気にしていることに気づいた。

これはいけないことをやってしまったのか、と。

諭され、時間を空けずに『ごめんなさい』と担当営業に謝った。

実際腹のなかでは怒っていたかもしれないが担当営業は大人の対応をしてくれた。

話は飛ぶのだが、仕事をしているとコミュニケーションしてきた事案についていくつか解釈できてしまうケースが多々ある。実際、最近もあったばかりだ。

伝えようとしてきた真意を確かめるのに、アプローチの方法はいくつかある。

  • 複数の取り方があるがどっちかを確かめる
  • 思い込みで決めつけ話を進める

割と後者のリアクションをするエンジニアを見かけるような気がする。そうでもないだろうか。

こうしたとき、どうでもできる解釈の確かめ方でそのエンジニアの仕事に対する姿勢というか、感度がしれてしまうと思う。

 得てして、後者は思い込んでいるから感情的になってしまう。前者のアプローチでどちらかを尋ねて共通の論点のポイントを置いてから進めた方が手戻りが少ないし、エンジニアにとってもエコのはずなのだが。

後者のリアクションをしてしまったら、その後に決めつけていたことが間違っていることがわかった時点で、素直に間違っていた認識を伝えないと謝れない人と印象を残してしまう。

組織内の人間なら次第に周りから疎まれるし、業務委託なら直近の期間満了でおしまいになってしまいかねない。

周囲はそうなることを誰も望んでいないのに、思い込みの後の対応の代償は意外と大きかったりする。

 

 

ごめん寝。

ごめん寝。