AI上司の部下になったら
ところで昨日とか仕事を邪魔する上司的なタイトルの記事を見かけたので、いい上司と仕事をしたことが何のだなと可哀想な気持ちになりつつも、であればそろそろAIに理想の上司とやらをやってもらうサービスを作ったらいいじゃないかと思ったりするのだがどちらかのServicerで提供してみてはどうだろうか。
AI上司ならいつも笑顔で、ポジティブで、能力を引き出してくれるだろう。
その代わり、AI上司は部下を観察して必要なアドバイスをするた情報を多く必要とするだろうから、常時カメラ、マイク、行動ログなどあらゆる業務上のログをとるかもしれない。
でも、人間の上司にはうんざりしているなら拒否権はない。
それとAIが上司のポジションになるのだから、エンジニアはずっとエンジニアで管理職になるキャリアパスは閉ざされる。残るはエンジニアのプロとしてのキャリアパスだけだ。
経営者→AI上司→|(超えられな壁)|→エンジニア。
こんな組織体制図になるのだ。
5年も持たないだろう、こんな組織は。
そうそう、業績評価も楽しみだ。
今まで定性的な自己評価でも通って評価されていたとしたら、AI上司には通じない。定量的で成果を数字で、論理的に貢献度を説明しなければ、理解できないと突っ返されてしまう。
なにぶん、理想の上司としてAIに学習させるのであるから、理想ばかり要求する上司になることは確実だ。
さてダメな上司とAI上司とどちらがマシなのだろう。
【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち
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