1兆ドルコーチを読んで

気になったので大型書店の店頭に行ったら山積みされていていた。この週末、ざっと斜め読みではあるが読んだので、所感というかそう言ったメモである。 

 

 

普段、買っては積ん読をするが訳あって読む。読む場所は目次を見て、途中から。夕食後に読んでいないところもパラパラとめくり、ひと通り読み終える。

書籍に取り上げられるくらいだから自分と比較すること自体が馬鹿げているが、人を見抜く力は比べ物にならないと圧倒されるだけだ。

いくつかのことの触りくらいはやっていたこともあるな、と。例えば1on1というか目標設定での面談の時間は過剰なくらい時間を使っていた。あの頃は、とても良いチームだった。今とはまた違うチームなので一概に比較するものではないが。

マネージャもトップでなければ上司がいて、相談することができる。マネージャも人脈があれば外にそうした相談する相手を置くこともできる。でも、実際どれだけの人がやっているだろうか。

そうしたマネージャの中でもトップには相談する上司がいないから孤独であるなと以前から思っていた。世の中にはトップが変な方向に走り出して組織をおかしくすることもある。実際に相談するかどうかはさておき、やはり相談相手は欠かせないと思っていたがやはり、そういう考えは間違っていないのだろう。

ところで、この偉大なコーチは口が悪いらしいがそれを周囲の人は楽しみにしてたのだと書いてある。相談をすると親身になってくれたのだろうことが想像できる。

自分はそう言った口の悪い物言いは好きではない。

この本を読み進めているとき、自分は揉め事を回避するために余計なことを引き起こすような口の悪さを謹んでいるのだと何度か思った。

実際、余計なことをいい、あとで後悔するような体験をしているとやったあとのお釣りの対応がひどく馬鹿らしくやってられない。リスクコントロールをしているようなものだ。

でも実は口の悪ささどうかはさておき、親身になって行動しているときは軸があるからネガティブなリアクションがあっても突き抜けられるし、それを本人が望まないとわかったらスパッと離れることもしていた。

その意味合いでは、随分と凡庸になったのかもしれない。

読んでいて、やってきていたことを別の切る口で言語化されていると思ったのは、事業なり自分の(マネージャとしての)実現したいことを実現するには、チームを機能させなければならないということだ。

これは何度もエントリで書いていることでもあるが、目的を実現するチームは作らなければならないし、チームとしてのパフォーマンスを発揮できるような環境を作らなければならない。

その点だけで読んでよかったと思う。