やばいエンジニア

カジュアル面談をしたとき、このエンジニアはやばいな、と思った。やばいというよりは、猛烈な違和感というか、危機感というか。

カジュアル面談をするとき、面談をしている候補者と働くことをイメージしながら会話をしている。もちろん、採用したいポストのスキルセットを持っているかや、価値観など、幾つかの観点で見ているのであるが、同じように、目の前で会話しているエンジニアと一緒に働くことをイメージできるか想像しながら会話を交わしている。

実は、候補者が送ってきたレジュメを見たときのファーストインプレッションは、書類選考でお見送りでいいかと思っていた。エンジニアのリーダに候補者に興味があるかを聞いてみたら『会えばいいじゃないですか』という。なぜかを尋ねると『現職は○○社だから』という。

基本的に、どちらかが会いたいと言えば会うことにしている。自分が会いたいと思うから会うことに疑問の余地はないが、自分は興味はなくてももう1人が会いたいという感覚は自分にはないものだから、それを尊重しているのである。

それで実際会ってみたわけだが。

最初は、候補者も手探りしているようだったが、こちらの説明でいくつか興味を引いたようで、次第にガードが下がり、ズバズバと(という感じで)本音で質問やご本人の考え方を話出してくれた。

次第に、ヤバさというか、焦りというか、危機感を感じた。そのヤバさとは、排除した方が良いのではないかというものだ。

ではどうして排除した方が良いとちょっとでも感じたのか。

それは、自分より優秀だと本能的に察したからだろう。

誰でも自分以外のエンジニアは自分の専門とは違うスキルを持っているから、敬意を持っている。その上で、これはすごいなと感じるとき優秀だと思う。

この候補者と一緒に働いたら、どれだけ自分が冷や汗を書くかもしれないと思った。

この候補者と働くと自分も成長をまた違う面で求められると思った。

それを理解したとき、採らなければいけないと思った。

1つだけ、採用の優先事項と違う点があるが、それは次のステップの中で聞いてみたらいいだろう。

 

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