意見を言うとそれに同意するのに話を蒸し返すのはやめて欲しい
進捗が芳しくないプロジェクトのミーティングに呼ばれて、気になることをいくつか質問することはよくあるシチュエーションかもしれない。
ミーティングの主催者自身で考えたプランにロジックがあるなら、少し修正をするなり、追加のアクションをするなりでリカバリできるだろう。
しかし、ロジックがない場合は、そうは行かない。
そうした状況であるかどうかは、会話の中である程度判別できる。例えばこちらから気になる点を質問を投げ掛けたときの表情を見るといい。だいたいわかっていない表情をする。頭の上に?マークが3つくらいチカチカしているのに、口では『そのとおりですね』『(コメントの)考え方の方がいいと思います』などと言う。
でも、顔つきはおかしい。
全く理解していない。
こういった反応をするエンジニアは、100%自分の考えが良いと思っており、他者の考えの良いかもしれないところを受け入れようとしない。
そのまま進めるか、進められずスタックして、またミーティングをする。そして話を蒸し返す。
前回のミーティングはなんだったのかと小1時間詰めたくなっても仕方がないだろう。
ぶっちゃけ、ゴール設定ができ、それを自分で引いたスケジュールで進捗するのであればどんなやり方であってもいいのである。
でも、進捗しないからどうして良いかわからなくて、ミーティングをセットする。しかし、思うように進まない理由を解消する銀の弾は得ることができなくて、消化不良のままその場は終わってしまう。
本心は自分のやり方は問題がなくて、周囲の関係者に問題があり、それを指摘し、それのアドバイスが欲しいのかもしれない。でも、原因は、進捗できな本人のロジックにある。
それを気づかせないのは、上手くいくとお花畑のようなプランを疑わないからである。
それなりに経験を重ねていると、上手く行かない前提でプランを構築する。そうしておかないとバッファはないし、考慮不足時に自分の首を絞めてしまうからだ。
力量不足であることを常々意識し続けたい。