紐靴を履かない男はモテない。(キリッ


ちょっと変わった居酒屋を出るときに紐靴だったから当然のように腰を下ろして紐を伸ばし、結ぶ。案外とそうした仕草やそれにかける時間が短時間だろうとも自分の足に合わせて縛るという行為に好意を寄せている。


男なら、エンジニアならこそ、革靴は紐靴をいくつか添えろ得ておきたいところだ。なぜなら、モテるから。なんでだと思う?わからないうちはモテないよ。たくさんの異性にモテる必要はないしそれは必要のないことだ。でも男ならモテなくてはならない。


理想の女性に足元を見られている
何度か女性に言われたことがある。


「いつも靴がきれいですね。」
「お手入れは○○さんがされるのですか。奥さまですか。」
「ありがとう。自分でやるよ。自分のだからね。」


男性にモテる女性像の代表のような気配りや配慮ができるタイプの女性と思われる人から言われることが多い。先の会話をみれば、彼女らは服装も足元の靴もよく見ているようだ。褒められるのは靴の手入れの状態であってブランドではない。ブランドを聞かれたことは一切ないのは不思議なのことなのか、それともブランドにはそれほど関心がなくてそれより身なりの手入れの状態が琴線に触れたのか。彼女ら本人ではないし、そこまで踏み込んでいないので真意はわからないけれど。


スリップオンやローファーの靴でもいいじゃないかとおもだろうけれど、紐靴も1足や2足持っていないければならない。勿論ワタシだってローファーを幾つか持っている。
#スリップオンはないかな...。


面倒なひもを結ぶことが自分の姿を躾ける
紐靴は面倒だ。確かに面倒。朝、玄関で履くときも腰を下ろして結ばなければならないし、途中でほどけてしまうこともある。帰ってきたら、紐を解かなければ上がれない。


でも、そうした仕草にモテるヒントがあると思っている。朝、出掛けに紐靴を履こうとコーディネートすれば、ローファーより1-2分は早く玄関に行かなければ同じ電車に乗れないかもしれない。だから、時間をコントロールしようとする。


ローファーなら腰をちょっとだけまげて靴べらで履いてしまうこともできるけれど、靴ひもを結ぶためには腰を折って結ぶこともできるけれど、腰を下ろして結ぶ方が何倍も後姿が美しい。


一つ変えればすべてが変わる
腰を下ろして結ぼうとすれば、靴と顔が近づくことになって、自然と靴の汚れが気になる。汚れあるままでは足元を見られているのだから汚れをぬぐわなければならない。そして、次の週末に靴を靴墨で手入れをしようと思うのだ。


紐靴をいくつか持つだけで、時間のコントロールをしようと自分の時間管理を変えようとすることになるし、汚れも気になり手入れをしようとするようになる。手入れは靴だけに留まらず、スーツにしてもズボンの折り目にしても気になってくるものだ。


上半身を屈めて窮屈な姿勢で靴ひもを結ぶのは胸ポケットにiPhineなんて入れていたら落ちて画面にひびを入れるなんて惨事が起きかねないし、予見できるのであるか自然と腰を下ろすことになる。


1-2分でも先に玄関に向かい、腰を下ろして靴ひもを結ぶことは、時間に焦る気持ちをコントロールすることにつながる。焦れば焦るほど、紐は思うように結べないのだ。だから逆に悠然として結ぶ方が早く結べる。これはワタシの経験からも事実であり実証されている。


靴ひもを腰を下ろして結ぶことは、自分の姿、振る舞いを正すことになる。それは傍から見ていて素敵な仕草になる。行動も、余裕を持つことを気にするようになるから、それまでより少し優雅に少し品を携えるようになるのだ。


人は見た目が9割だから、それで十分準備はできている。後はへこたれずに何度も機会を作ることだ。
そうそう、間違っても紐靴のひもをゆるく結んでスリップオンのように履くのはダメだよ。