システムエンジニアだと働くパパの姿の何を見せればどんな仕事をしているかわかってもらえるだろうか


6月に入って暦の上ではもう夏ですね。夏になれば夏休み。少し前から夏休みに家族というより子供に働くパパやママの姿を見せようという試みがあるようです。夏休みの数日、子供がパパやママの会社にやってくる。


そういった試みをしている会社を知って、「(あぁ、うちの会社もやればいいのになぁ。)」って思ったんだけれど。思ったんだけれど。


システムエンジニアだと何を見せればいいのだろう、って。何を見せるとパパやママの仕事の片鱗がわかるのだろうって。


今どきのスマホアプリゲームとかなら、手元で動かすことができるから子供も手に取ってみたり、横から覗いてみたりすることもできるから、「パパがゲームを作っている!!!」って実感できるだろうけれど。


あら、マネージャとか、プロマネとかってミーティングとかPCに向かって資料作っているとかばかりじゃない。無形資産を作る仕事故の悩みというか。


そう言えば、その昔にカジュアルスーツとか、所謂、スーツじゃなくてもいいよっていうのが流行りだしたとき、そうした格好で出勤するお父さんを近所の人が見て「お仕事は何されているんですか。」と聞かれて、エンタープライズの情報システムを作っているといっても通じないだろうから、「『ゲームのようなものを作っているんです。』といったよ。」って言っていたオジサンを知っている。


仕事をしている姿は、背中は見せられるけれど。ミーティング、ミーティング、書き物。定型業務。黙々とモニターに向かうパパの後姿に子供は何を思ってくれるだろうか。


見せられるものがない。それでもやっぱり見せて見たい。自営や目の前で物作りをするような職業とか警察官のような見てわかる職業でないシステムエンジニアとして、仕事を見せて何を伝えられるだろうか。


子供に働くことで得られる金銭の他に自分を成長させる何かがあることを見せてあげたいけれど、それこそそのときにそれが巡ってくるかはわからないし、それこそ人の心の感性なので殊更伝えにくい。


システムエンジニアのパパとママは子供に働く姿をニコニコしながら自慢げに胸を張って見せられる日が来るだろか。
#まぁ、子供の遠足でもいいのだけれど。