レビュー中の雑談はお好き
「キミがレビューアするならどんな雰囲気のレビューが理想だい。」
「理想のレビューアですか。」
「そう、理想のレビュー。」
「レビューア観点に即した質疑応答がキャッチボールできるレビューですかね。」
「どの変がいいの。」
「気持ちいいじゃないですか。レビューに相応のスキルを持っているメンバでやるので。」
「そっか。」
「じゃあ、どんなレビューがいいですか。」
「そうだなー、雑談が半分くらい入るレビューかな。」
「雑談ですか。それも半分もですか。」
「そう、雑談。まぁ、雑談つーか、レビュー対象を拡大して話題を広げた感じの雑談かな。」
「どうしてですか。」
「キミと同じだと思うよ。レベル高い人たちでやるからレビューの前提知識のレベルが高いところ会話がはじめられるんだな。お前ならここまでは当然考慮しているだろうって。」
「でも、ベテランだってミスはしますよね。」
「もちろん。」
「そこはどうしますか。」
「柔軟取り混ぜて指摘はするよ。レビューアは同意したら共犯だからな。レビューイのレベルが高いほど必ず指摘するようにするね。ちゃんと見ているというメッセージだね。」
「相手のレベルが高いなら、雑談なんてしなくてもいいのでは。」
「雑談モードになるとどんな気分になるかい。」
「そうですね、緊張は解けると思います。」
「そこでトラップを仕掛ける。」
「わっ、ヒドイ。」
「そんなことないさ、機雷を大小織り交ぜてばら撒いて、本音を聞くだけだよ。」
「どんな本音ですか。」
「さっきまで言わなかった本当のリスクとかかな。」
「なんとも。」
「でもさ、そこでちゃんとこれもリスクだと思っていると答えられるレビューイなら対策してるからね。」
「でも、考慮しているだろうとは限らないと思いますが。」
「だったら、機雷に接触して自分で気づいてくれるんだよ。『あ、そんな観点あった』って。」
「それが雑談の狙いですか。」
「さあどうだかねぇ。」