講座のスライドの作り方
新規の講座用にスライドを作り始めています。新規なので全くのまっさらから作るわけです。これがちょー面倒なんですが、自分でやるといったことなので、踏ん切りをつけて手を付け始めたときにいろいろ思案したことが、いつか、誰かの参考になればと思ったので、メモ代わりに書いておきます。
#この頃のワタシはこんな思考をしていたというログみたいなものです
そうそう、ここでは「講座のスライドを作る」としているので、文書は「講座」のスライドを前提にしていますが、参考にされる場合は、「講座」をこれから作ろうとしている文書に読み替えてください。
お題を決める
こうした講座などは広報の都合から先に「講座名」を決めておくことが多いです。で、後で変わってもいいからと、(仮)のつもりで気づくとそのまま講座名になっていたり。
実際、講座の内容とそぐわなければさっさと変えてしまえばいいです。変えることでお手間を取らせる方もいらっしゃると思いますが、受講者にわかるようにした方がいいとワタシは思います。
目次構成を決める
講座を受講していただいた後に、受講者が気付きを得られるとか何か身に着けるという目的があるはずです。それが、経験談のようなことであってもね。ゴールに向かうためには道筋がなければ辿りつけないので道標がわりに目次をプロットしていきます。
これも、最初に決めたら変えられない、なんてことはありません。とは言え、いつまでも目次がないと書く対象が決まらないので(仮)でいいので、まずは目次を決めておきましょう。
標題で言いたいことを書いてみる
なんか「適当でいいから書いてみて」みたいなタイトルですが、まずはページの標題ごとに書きたい=伝えたいことを箇条書きでよいので書きましょう。
スライドごとに伝えたいことを書きだす
標題をつけたら、各スライドの中身を書いていきます。ここで1ページずつたくさん書き込まないことがポイントです。
「たくさんってどのくらいなの」と思った方は、そうですね「4〜7行」の箇条書きを目安にしてみたらどうでしょう。それ以上書きたくても別の標題のスライドを書くようにしましょう。
全体を通して眺めてみる
それぞれの標題のページを箇条書きで埋めることは、実は、難しいと思います。なぜなら、スライドを作るときに頭からおしりまで概要レベルでも全体を均等にイメージしていることがないからです。
講座で使うスライドのなかで「伝えたい」ということはあっても、それに辿りつくために積み上げていく1枚ごとにページの内容までは考えていないからしょうがないんです。
そんなことを考えるよりは、その「伝えたいこと」を伝えるための中身の骨格を組み上げていきましょう。それが、各ページでの箇条書きなんですけどね。
そうして書いた箇条書きのページを通して眺めてみましょう。どうでしょう。思ったような流れになっているでしょうか。たぶん、確実に「あれっ」ってところが出てきます。
目次構成を見直す
もし「あれっ」があったら、目次構成を見直す必要があるか確認しましょう。
目次の標題を直す必要があるかもしれませんし、順序を変えた方がいいのかもしれません。場合によっては目次から削除するとか、入れ替える必要があるかもしれません。
受講者は何を知りたいか思い出す
目次構成を見直したら、各スライドを書いていきます。文字よりは表を、表よりは図の方が受講者の理解のハードルが下がります。
スライドにぎっしりの文字よりは、よく言われるように箇条書きで数行にした方が理解できます。こうしたたくさん書きたい気持ちをコントロールするために、受講者は「何を知りたくて受講しているのか」と自問してみてください。
前提、暗黙になっていることがないか確認する
講座のスライドは、「伝えたいこと」がある自分自身で書いていることを思い出してください。
これは何を言っているかというと、書く自分が無意識に「前提」としていたり「暗黙」に何かを下敷きにして書いていることがあると言うことです。
そういう観点で、全体を見直してみましょう。