システムエンジニアも休む生き物です


今日は別のことを書こうとつらつらと考えていたけれど、まなめはうすでこれを見たのでこっちを書くことにします。

精神的に弱いために対人的な精神病になったと自ら主張し、それを理由に休職する人へ


それで最初に言いたいことを書いてしまいます。

  • 組織のメンバは誰だって理由はさておき、長期休暇をとることは当たり前のこと
  • メンバが休んだときに困らないようにしておく仕事はマネージャの仕事
  • あなたがマネージャでないなら、他のメンバの休みで気を揉む必要はない
  • 他のメンバが長期休暇をとることであなたの感情がマイナスになるなら利害でことを判断している
  • あなたは自分にとってマイナスと思うことが仕事にとって支障があることをマネージャに説明すればよい


組織のメンバは誰だって理由はさておき、長期休暇をとることは当たり前のこと
メンバでも気付く機会はあるものだけれど、やはり休む当事者にならなければ気づけないことも多いのが日常の生活というものかと思うのです。ワタシがマネージャになったとき、男性比率が多い職場だったので、育児休暇から戻ってきたママさんたちをそこそこ復職先として引き受けていました。


やはり、男性比率が高いと考え方や振る舞いがどうしても固定化されるので。実感したのは、お子さんの面倒はママさん達がカバーされることが多いようで、熱が出たので「(申し訳なさそうに)休ませて欲しい」と朝に電話がかかることが多かったです。お子さんが大きくなると段々とそういったことが減ってくるので、お子さんが成長しているのだなぁと、自分の子どものときのことを思い出すとほんわかしたものです。


こうしたことが不定期に不確実に毎日おきます。長期休暇だと、そこそこいい年なんだからと思っていたら「結婚します」とお兄ちゃんが言ってくると「新婚旅行どこかいくの」と教えてもらったりするんですが、最近はすぐに行かなくて、ちょっと間をあけていく人たちが増えてきたような気がします。ワタシは翌々日くらいには行ったので。そうすると2週間くらい休むかなーと思うんですよ。なかなか長期で休む機会はないですから。


あとは病気休職ですね。これはもう、治って欲しいと願うだけです。お見舞いくらいだけしかできないですから。


いづれにしても、できることは人は休む生き物だということです。


メンバが休んだときに困らないようにしておく仕事はマネージャの仕事
新婚旅行のような休みは、仕事の調整がし易いので、あらかじめ、代替要員を考えておくとか、スケジュールを調整しておくとかすれば乗り切れます。柔軟な組織の体力を試されるのが病気でお休みされるときです。


なぜなら、不意をつかれるからです。メンバ本人が病気になるのは本人だってなりたくてなったわけじゃないでしょうし、症状としては休まないといけないような状態になってから休むことになるので、だから、本人もマネージャも不意を突かれるわけです。


これは例えるならアジャイルなどで言われるトラックナンバーですね。その人がいないと止まってしまう、っていうやつ。


でもでも、そうしたことも組織の運営責任は誰にあるか、と言えばマネージャにあるわけです。だから、会社は社員が健康かどうかを1年に1回検診させるわけですよ。36協定があるのだって、健康で仕事をして欲しいから。


でも、人は休む生き物なので休む前提で組織運営を考えておくのがマネージャのお仕事なんですよ。


あなたがマネージャでないなら、他のメンバの休みで気を揉む必要はない
組織運営のお仕事はマネージャのお仕事です。だから、メンバのあなたがどうこう悩む問題ではないのです。ご自分のお仕事をしてください。



他のメンバが長期休暇をとることであなたの感情がマイナスになるなら利害でことを判断している
もしあなたが他のメンバが休むことで仕事が増えるとか、どうのこうのと考えているなら、それって、感情だけで反応しているんですよ。それで自分の仕事でもないことをに業腹している。


それっておかしいですよ。それって自分で解決できる問題だったのでしょうか。そうじゃないですよね。他のメンバの休みは他のメンバ自身の問題だし、人生の予定されたものですよね。病気なら休む本人だって不意打ちかもしれない。それ、あなたが業腹して解決するんでしたっけ。


誰も解決できないですが、対処を考える人がいます。それがマネージャです。


それであなたはマネージャでしたっけ。ちがうんですか。そうですか。


あなたは自分にとってマイナスと思うことが仕事にとって支障があることをマネージャに説明すればよい


もし、マネージャが人が少なくなったけれど今のメンバでと言ってきて、そうせざるを得なくなったのなら、自分の仕事を棚卸ししてください。それで自分なりに優先順位、優先順ではないですよ。順位をつける。それで進めてよいかをマネージャに相談するです。


そう、自分の仕事を可視化する。可視化することで、もしリソース的に対策をするか、スケジュールを見直さないと今度はわたしが休むことになるかもしれません、それは望んでいませんよね、協力しますが、二人目を出しては(マネージャだって管理能力を問われる)まずいですよね、と持っていくんですよ。


あなたにあるのは今後どうなるかの説明責任です。担当者として。