チームの成長曲線で第2ステップで下がるのは本当か

グーグル先生の画像検索で「チームの成長曲線」を検索するとこんな感じで検索結果が出てきます。

 

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どうして「チームの成長曲線」なんて画像検索したのかというとたまたまTLに画像が流れてきたからというしょうもない理由なんですけどね。

検索しようと思ったTLの画像は上図の左上段やその下の(左中段)の一旦、右上がりに上がった後に下がり、再び上昇するという誰でも見たことが一度はありそうな図です。この画像検索でなんだこれはと思ったのは左4番中段のぐるぐる螺旋状に右肩上がりになっている図です。違和感があるのは横軸は時間軸なのに(右上が将来となっているので)螺旋で前の時間に戻っているから。これはおかしいなぁ。右に傾斜したハリケーンの形状になっているならわからなくもないけれどそれでもやはり時間を巻き戻るのはおかしい。現時点で人は時間を遡れないのだから。

疑問に思えるか

何かエビデンスやデータを見たときに認識するのは良しとして、それが本当かどうか疑問を持つことは大切なことだと思います。特に、システムというルールを実装するエンジニアであれば、ルールの根拠の確証を得るための労力はコストであり省いてはいけないです。

「チームの成長曲線」を見たときにそうなんだと認識するのはいいですが、本当にチーミングした後にチームのパフォーマンスは下がるのかな、と思ったのですね。

チームの成長ステップ

チーミングしてチームのメンバは(タックマンモデルの)形成期から始まります。顔見知りだけのメンバのチームで且つ以前一緒に働いて成功体験があれば、ここは飛ばすのでしょう。

初めての顔合わせのチームを想定すると、どのような人かが認知できませんし、一緒に働いてゴールにたどり着けるかもわかりません。もしかしたら、性格的に合わない人かもしれません。ただ、そうした深い想像は何かきっかけがなければニュートラルな関係でお互いにそこにいてこれから一緒にチームの存在意義であるゴールを目指していけるかまでは思い馳せないものです。

この形成期に初めて一緒に活動することで、行動に伴い明らかになる性格や価値観が次第にわかるようになります。

ここで動乱期に遷移します。行動の判断基準、その元になる価値観を活動を通して知り、自分の価値観との差異に違和感を感じて混乱するのです。

多分、この時期がチームの成長曲線の一旦右上に上がったとにパフォーマンスが下がる図で表現したいのだと思うのです。

でもそれ本当でしょうか。

共通認識を得る踊り場という考え方

形成期から動乱期に入りパフォーマンスは下がるのでしょうか。チームのパフォーマンスが下がるのはチームに重大なインシデントが発生したときに巻き込まれるとか影響を受けて進捗させられないほどの信頼を削ったときだと思います。

そうでなければ、チームメンバの価値観の違いを初めての活動を通してお互いに見せ合い、チームとしての価値観に共通化するまでの動乱期では、パフォーマンスは調整時期に入っただけの踊り場が適当なのではないかと思います。

ただ、こうした考え方はそれまで投下したリソースに対するコストを費やしてしまっているという意識がサンクコストになっているからかもしれません。

とは言っても、作業計画は立案し、エンジニアという専門家が集められて活動をするのですから、平常的な心理状態の下限程度のパフォーマンスは得られるものです。

だって、大人だもの。

と書いて、エンジニアには感情を制御できない大きなお友達が多いことを思い出しました。あなた、今業腹しても進捗しないよ、それでも腹立てるの、っていう光景です。

そういう過程を踏んだ方がチームが一致団結するなんて昭和の精神論的なことは言わないでくださいね。生産しない活動にリソースを投下するなんて浪費なのですから。