このツメの甘いSEに祝福を!「ツメの甘いSEめ、今すぐに爆裂魔法で吹き飛ばしてくれる。エクスプローション!」
子どもさんを持つようになってから学習できることの1つに、
「人は頭の中で何考えているかわからん」
ということです。いくら自分の子どもだと言えども、人格の違う人間の頭の中で何を思い、考えているかまではわかりません。ましてや、何を判断基準にしているかなんぞは全くもってわからないです。
補足しておくと、子どもさんと同じ年齢のときの自分と成績を比較するととても優秀なのである意味どうしてこうなった(褒めてる&親バカ)なのでこのまま好きになことをやって育ってくれ、です。
仕事場では、成人済みのメンバがいて一緒に働いているのですが、これまた、子どもさんと同じように何を考え、何を判断基準にしているかは測り知ることはできません。CTスキャンしても思考までは可視化できないですし、第一言語化できないですからねぇ。
仕事のツメ
仕事に対する考え方、取り組み方はその人ごとに違いがあると思うのです。労働の対価を得るためというストレートな方がまだ素直な印象ですが、社会貢献なんて言われると「はあ、すごいですねぇ(棒」と反応しかねないですけれど、どう思って労働していただいても結果が出ていれば動機はどれでも構わないのです。
ただ、仕事ですから任された仕事のオーダ元が受け入れてくれる、つまり承認できるレベルに持っていくことが必要で、そこに到達できるように仕事をしなければならないのは誰の仕事でも同じです。
同じはずなのに、そこのレベルに到達しないSEが少なくないし、多分、いくら口で言っても治らないと思っています。ただし、一定の改善まではできます。
こうした受け入れてもらえるレベルに到達していない仕事の仕方をツメが甘いなーと思うわけです。
ツメの甘さの材料
ツメが甘くなるのは、甘くなる材料を使っているからです。それは、ツメの甘い仕事をしているSEが何かしら燃料を投下しているから起きているのであって、ツメが甘くならないようにするには排除できればいいのです。
ツメの甘さの作品例
ツメの甘さを仕事に生かすとどのような作品としての作業結果ができるでしょうか。あまり見たくはないですけれど。
- シナリオを書けないので要点を掻い摘んで話せない
- 他人に仕事を振りたいが説得できない
- 数字(金額の積み上げなど)に間違いがあり信用されない
などなど他にもあるし、仕事場でよく見かける事例ではないでしょうか。
ツメの甘さのレシピ
仕事のツメの甘さはどうやったらできるのでしょうか。材料を探ってみましょう。
このツッコミに対する反応ですが、まるでハードニングをしていないOSぽいなーと思いますが。賛同してくれる人はいるかしら。
仕事の甘いSEのアウトプットに対してツッコミを入れるとどういう反応が返ってくるでしょうか。
- ツッコミされた所の出来ていない言い訳をする
- 声が大きくなる
- 不機嫌になる
- 他責にし始める
多くは言い訳を始めますよねぇ。言い訳なんて尋ねていませんけれど。そのうち、声も大きくなってあからさまに不機嫌に…。誰もSEを怒っていないんだから。どうして、って聞いているだけなんだから。
だってさぁ、わからないんですよ。他人の頭の中で何を考えているか。どうしてそうなったのか。それを知りたいなぁと思っている=理解したいから訊ねているわけなんですがそれも理解されない…。
ツメの甘さの秘伝の素材
ツメの甘さの秘伝の素材。それは、判断基準の置き所です。
判断基準を置く位置が、ワタシとあなたでは違うのです。これは人それぞれで。ただ、中心線から幅を持った上限下限の幅に入っていればなんとなくわかるんですよ。
ところが、その幅に入っていないSEもいるわけです。それはそれでそのSEの特性です。その性質はそういうものだ、として、仕事では困ることもあるのです。中心線の幅の中に置いてくれればいいのですが、幅から飛び出てSE寄りに置いてしまうこともあるのです。このときツメの甘さとなって仕事の出来に影響するんです。
どうして幅の外に、自分の方に寄せてしまうか。そのSEのこれまでの仕事上での経験の積み重ねと性格が影響しているからでしょう。
そうした根っこに近いところにあるものをいくら口で言っても変わるものではありません。
ちょっとずれているだけなので、補助器具を用意しれあげればいいのです。例えば、視覚で認識できる公式や手順のなどを使うようにすればある程度の歩留まりで幅の中に入れることができるようになります。
そうは言っても、SEの価値観に近いところにあるので、厄介ではあります。仕事の結果がリジェクトされないように、受け入れられる判断基準の範囲に収めようとしてもらえないと変わらないので。
まぁ、自己中で終わったことにするな、ってことですけど。
「ツメの甘いSEめ、エクスプローション!」