途中参画したエンジニアの立ち上げ
昨日の帰り、会合があったのでそこそこ遅い時間に、新規参画した若手のメンバをどう立ち上げるようかとあちらこちらと思いつくことを繋ぎながら脳内でどうしたものかと歩いていたんですね。
会合に出て遅くなることって実はあまり好ましくは思っていないのです。何が好ましくないかというと、睡眠時間を削ってしまうから。子どもを持っているお家だとどこもそうかもしれないけれど、家族は22時過ぎから1人、また1人と入る感じで23時代にお風呂を使っていることが多く、そのころに帰ると待たされるとさらに睡眠時間が減っていくので避けたいな、と。じゃあ会合なんて出るのを止めればいいと思うかもしれないけれど、自分で立ち上げた会とか活動団体だったりするとやっぱりそうはいかないな、と。
矛盾したこというと、会合で遅くなるのは後に負担が皺寄せするので避けたいけれど、その会合が意義がある場であればやっぱり行きたいわけで。意義があるというのは行って会話することでこちらにもメリットがあるということでもちろん相手にも何か伝えられているとは期待したいところですが。
そんなことも考えつつ、少し緩んだ夜空をときどき見上げながら、1年前に参画したベテランエンジニアと若手エンジニアとを思い出しながらどうしたものかと。
ちょうど、その若手と1on1をする機会があって背景となるようなことをいくつか喋ってもらって思ったことはいわゆる地頭はとても優秀なんだ、ということを感じたんですね。学歴を知っているのですが少なくとも自分よりは段違いに優秀。
そうすると課題はこちらにあるな、と思うわけです。もちろん、大学などでの学生のお仕事の研究とかレポートを作成するようなこととお仕事とは求められていることが違うので比較することに意味はないし、そこのギャップというか転換、頭の切り替えに躓く若手も少なくないので。
担当してもらうお仕事もプログラミングのようにインプットとアウトプットが明確に決めらるものならゴールが明示的で割ととっつきやすいと思うのですが、仕事の背景となる情報が過多な上に全体のバランスをとりながらも確証を取りつつアウトプットをしていかなければならず、ハードルが高いことはわかっているのですけれど。
話を優秀だに戻すと、優秀なのだから課題設定を適切に(こちらが)御膳たてしておくと多分、吸収とアウトプットの精度は上がるのだろうな、と。
地頭が良いのに仕事に慣れるところで躓くように見えるのは、情報処理の方が早すぎてコミュニケーションが追いつかないからではないかと思い当たったところまで住宅地の角までたどり着いて。そう言えば、同期(だったか)数学科出身で頭がものすごく良くて(と思っている)けどコミュニケーションが追いつかないエンジニアがいてそれと似ているのでは、と。そうか、そうかと変なところに合点して。
とすると、公式、セオリー的なものを明示して、繰り返し経験知を上げていく方が良いのかもしれない。ただ、膨大な背景的な情報、つまり文化的なもののインプットのタイイングがどうしても後出しじゃんけんになってしまわないように。
若いっていいなと思う。
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