【Q】エンジニアとして影響を受けた書籍は何か

そんなお題があって、「エンジニアとして影響を受けた書籍かー。えっとなんだっけ」と影響を受けた書籍がパッと思いつかない。

影響を受けるというのだから、何らかの作用を受けて読書後のエンジニアとしての所作に変化が起きた、という結果を残した書籍になるのだろう。

唸っていても仕方がないので、カテゴリを設け、そのカテゴリの中で印象に残っている書籍を思い出してみよう。

 

プロマネ関連

 これを読んだからといってプロマネになれるわけではない。プロマネが使う用語を知ることができるというだけだ。それにこれはフレームワークで、実コードにあたるhowtoは一切ない。よく間違えている人はこの本をシステム開発の本だと思っているケースがあるが、これはプロジェクトマネジメントの本で、経営者がプロジェクトをモニタリングするための仕組みだ。だから、システム開発手法が別に必要になり、PMBOKフレームワークと同期する必要がある。

A Guide to the Project Management Body of Knowledge

A Guide to the Project Management Body of Knowledge

 

 

マネージャ関連

これは影響を受けたというよりは、マネージャとして実践していた経験知が形式知として書かれたのでやたらと同意した印象がある。howtoではなく、指針のようなものだから、これでマネージャ業ができるようになるわけではない。 

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

 

 

育成関連

 可能であれば、部下を持つより先に自分の子を持ち、自分が考えるように子は行動しないことを身を以て体験してから部下を持つ方が部下との接し方でいい関係を作れると思っている。逆でもいいが、どちらを実験とするかの差だ。

子どもは成人するまでは養育の責任があるので 接し方をやりっぱなしにはできなところが悩ましい。その点、部下は自分が上司である間に限って責を負うが、やはりいい加減にするわけにもいかず。

この書籍が良いのは、性格の受け止め方を学べることである。経験知的にわかっていたことが「やっぱりそうだったのか」と裏付けを取れたのことと、性格も生まれ持った性格か、経験で学習した性質かを分ければいいということだ。

10代の子をもつ親が知っておきたいこと

10代の子をもつ親が知っておきたいこと

 

 

カンバン関連

 これも外せないか。無駄の排除を学び直すというか、カンバンを学び直すために読んだ…気がする。

トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

 

 

仕事の仕方関係

何でここで池波正太郎なのかというと、池波のエッセイには作家としての仕事の念持のようなことも書かれている。どんなにペンが進まないときにも、しんどくても1日2枚の原稿を進めると決めたら、2枚書くことをしていた。

資料を作る、面倒な問題など、そうした気が進まない状況になっても、エッセイを読み、実際に自分で手を付けないと時間だけが過ぎ、何も残っていないということがわかっていれば、兎に角1文字を打ち込まなければならない。

そうしたことを学んだ。 

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

 

 

アマゾンでの購入履歴から見繕ってみたが、それ以前や書店で買ったものは当然出てこないので、そっちで影響を受けたものがあるかもしれない。

思いつくのはワインバーグだが、それほど影響を受けたとは思えない。

アジャイル開発系の本ではどうかと思うと、書籍よりコミュニティやスライドなどまぜまぜの知識になっているような気がするので、これという本が思いつかない。

 

可能であればブクマのコメントにエンジニアとして影響を受けた書籍を書いて教えて欲しい。

若しくは #エンジニアとして影響を受けた書籍  で教えて欲しい。