年末年始こそ、薄い本でも厚い本でもいいから知識を更新しておきたい

平成最後の年末年始は曜日がよく、4日を休めば29日から6日までの9日間になる。金融のエンジニアだとシステム更改などで大晦日から3日までは仕事かもしれないが。

年末年始のシステム更改でデータセンタに詰めると不自由するのが食事である。当たり前なのだが、世間様は大晦日であり、夜が明ければ年始になる。データセンタがあるような地域は地盤がしっかりしているところでそこそこの土地を占めるから郊外や地方が多い。

そうした場所だと駅に出るまでが一苦労だったり、駅前に出ても閑散としていたりする。コンビニもお正月モードで仕事をしているこちらの気分とは合わない。そんな中、気の利く人は出前ができる店を探し、配達を頼んだりする。あと、流通も2日からは動くから情報システム部などの中の人も出る人はいるだろう。

それでも多くのエンジニアは正月休みなのだろう。これまでのエントリでお薦めしているのは、3が日のうちに新年の1年分の自分の育成計画を立てておくというものだ。マネージャであれば、メンバ全員分の育成計画のアウトラインを決めておくのが望ましい。酒を飲み、駅伝を見ているくらいなら、それを終えてからでも十分追いつける(駅伝だけに)。

全体に占める2割くらいのエンジニアにあなたがいるとするならば、何か新しい技術やこれまで忙してく手を出せなかった言語やAWSなどのクラウドを使い、手を動かすだろう。7日から年度末を控え、また忙しくなればまとまった時間を取るのは難しいと知っているからだ。

そこで1つ提案がある。読書スピードに依存するが、その技術への興味をプロジェクトマネジメントかチームビルディングに振り分けて欲しい。基礎の『キ』の字の部分だけで良い。ほんの先っちょだけ、で良い。

これまでプロジェクトマネジメントもチームビルディングもあまり関心がなかったかもしれない。確かに、プロジェクトマネジメントとタイトルがつく本には硬いものが多いし、読んでいても面白くない。チームビルディングも同じだし、リーダーシップも内容は、マネジメントやリーダー、あってサーバントリーダーシップが精々であるから、避けてしまうのも仕方がない。

これまでなら。

最近、商業誌でない分野のいわゆる薄い本の界隈にエンジニア向けのものが増えているようだ。そうした中にもプロジェクトマネジメント を扱ったものやチームビルディングを扱ったものがあるという。

どこから手をつけようと全く構わない。薄くても厚くてもいい。この年末年始に、プロジェクトマネジメントやチームビルディングの知識やプラクティスを取り込んでおき、新年に試して欲しいのである。

新年は平常に戻るまで、数日のプリヒートに時間がかかる。そこで試し始めると周りも正月明けでニュートラルに戻っているので感覚が掴みやすいのである。よく言えば、失敗しても正月明けだから、と躱せるのである。

 

 

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