自分はもっとメンバと雑談をしたほうがいいのかもしれない

廊下を歩いていて、ちょっと気になっているタスクがどうなっているのかが気になった。そういえば、1週間くらいステータスを聞いていない。

そうしたことはままある。そうした気になることを確認する方法もたくさんある。メールやchatで聞くこともできる。席に行って尋ねてもいい。ミーティングの場を作ってもいい。

ただ、文字ではニュアンスを伝えきれなかったり受け止められないこともある。こちらが立ったまま聞くのは構わないが聞かれる方は威圧的に感じるかもしれない。ミーティングになると予定を入れ、場所を取るのでかしこまった感じがする。

こちらとしてはもっとカジュアルに話をしたい。ちょっと気になるタスクから話を広げて情報を得られるならそうしたい。様子をみて、どうやら集中して作業をしているようではないから、声を掛けてみる。

『今雑談する時間取れるかな』

『いいですよ』

オープンスペースのテーブルでその気になるタスクのステータスがどうなっているかをカジュアルに聞く。『あーそういえばさぁ、アレは…』風に。雑談に連れ出したメンバは別のことかと思っていたようだ。

『ちょっと気になっていてね』そう切り出して、ステータスというよりは誰がボールを握っているのかから確認を入れる。

ボールを握っているのはもう一人のメンバで、どうやら話を進めていてくれたらしいのだが、あまり良くない状況だったのだという。ボールを握っているメンバから言えばある意味、情報を先にリークさせてしまったようなものだ。

雑談のいいところはここからである。そのもう一人のメンバの忙しい理由について色々と情報が出てくる。担当する仕事上での立ち位置や、周りとの関係性や本人の性格が出てしまって招いている結果など。

悪口や陰口ではなく、もう一人のメンバから『そう見えている』と教えてくれる。

雑談をしているメンバに対して助言をする。同僚なのだから、気づいたことで相手の負担を下げる(必要があると思ったら)ことを伝えていいと。そこは遠慮をするところではないし、こんな感じの雑談の中で伝えればいい、と。

『え、そこまで言っていいんですか』と聞くから『いいよ』と返す。ちゃんと気にしているよ、見ているよ、というメッセージにもなる。雑談が手助けして欲しければ伝えられるタイミングにもなる。

雑談は良いコミュニケーションの1つの道具だと思った。

自分はもっとメンバと雑談をしたほうがいいのかもしれない。

 

 

 

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まんがでわかる超一流の雑談力

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