エンジニアはレア所属長を引くべきである

おじさんエンジニアもやっていくのは大変なのだが、おじさんエンジニアもCEOでもなければ所属長が存在する。嫌なら独立すればいいのであるが、それはそれで事業を作って継続しなければならないので面倒である。今は、であるが。

この所属長がいるという状況は、社会人になってからずっとである(CEOでないのだから当たり前だ)。

この所属長という存在が厄介である。自分の子どもさんは何を考えているかわからないが、この所属長も何を考えているかわからないおじさんたちが多かった。その中で、自分と合う所属長は滅多にいなかった。どこかずれているくらいなら可愛いものである。完全に自分とは真反対の価値観の所属長のときの、将来性のなさと言ったらどう表現して良いのやら。

自分の子どもさんは遺伝子が最大で半分くらいはコピーされているらしいので、子どもさんは何を考えているかわからないなりも、自分がこの世から滅するまでは良好な関係でありたいと思う。そのためのコミュニケーションコストはいくらでも支払う用意は持ち合わせているのであるが、どうやらコミュニケーションのバージョン違いで所々メッセージが消えてしまうときがある。まるでMQのようだ(比喩的表現)。

さて、所属長である。幸いにして今の所属長は『すげえなぁ』と思うところもあるので自分としては満更でもないのであろう。珍しい。多分、数人のうちの1人。

これまで、自分の前を何十人もの所属長が現れては消えていったが、ロクでもない所属長ばかりである。

ええ、ロクでもない所属長が数多であった。

元部下とか今部下が自分のことを同じ冷ややかな眼差しで見れば、同じことをいったかもしれない。それでも、披露宴に呼んでくれて、カードに育成での1on1が今の自分になっていると(披露宴だし、目出度いのでそう書くものであろうが)手書きでメッセージをくれたので、中には奇特な部下もいたことは確かである(サンプル数1)。その他にも元部下との繋がりはあったりするので、及第点くらいなのかもしれない(そう思いたい)。

それで、何が言いたいかというと、所属長は遺伝子は繋がっていないし、親族でもない。部下からすればいつでも所属長はすげ替えることができるのである。もちろん人事的な権限は持ち合わせていないから、こちらからどうにかする。

転職ガチャでSSRを引くのはあれであるから、所属する組織の中で自分で受け皿を作っておき、人事異動を自作自演するのが一番である。もちろん、受け皿になってもらう異動先の、異動後の所属長とはそういうことができる中でなければならないし、組織にそういう制度がなければしんどい。

消極的な対応は、その所属長が異動や退職するまで嵐が去るのを耐え忍ぶ作戦を行うか、という選択肢もあるがオススメしない。なぜなら、所属長になっている時点で人事なり上役にはそれなりにその所属長は評価されているからである。それであれば、耐え忍ぶのは時間の無駄でしかないから、作戦的には、ふらふらと異動する作戦を選ぶか、転職ガチャでSSRを引くか。転職ガチャも環境的にできるエンジニアは売り手市場なので、確率はかなりよろしい。

どちらにするかはさておき、エンジニアは自分の成長をサポートしてくれる所属長を主体的に選んだ方がいい。

 

 

 

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